渋谷牧恵さん
お子さん:真生(まお)ちゃん 5歳11カ月女の子、豪(ごう)君 1歳11カ月男の子

大手時計メーカー勤務。勤続14年。業務部国内商品計画チーム在籍。

 今年の4月から二人のお子さんを保育園に預けて職場復帰を果たした渋谷さん。取材時は、まだ復帰後1カ月半。疲れも出始めたころではないかと恐る恐る取材の場へ行くと、とても明るい表情の渋谷さんに、待ち合わせちょうどの時間にお会いすることができた。

 うれしいことに、「思ったより、順調に復帰できたという感じです。育児休暇中より充実しているかも」とのこと。

「熱が出た、大変!」などの突発事項や、「え? そんな予定聞いてなかったけど?」といった夫婦間の意見の食い違いなど毎日ハラハラバタバタは抱えつつも、夫との二人三脚で、両立生活をコントロールできている様子が頼もしい。

 実は、一人目の育休中は社会と隔絶されたような気分になり、体調もなかなか回復せず産後ウツになってしまったとか。育休復帰後も、自分のことで精いっぱい。1年ほど、子どもの成長をちゃんと見守り喜ぶ余裕がなかったという渋谷さん。二人目のときには、育休中に復帰後を見据えた過ごし方をしたいと考え、アクティブに活動やセミナーに参加した。

 現在、休みの日にはお子さんと一緒に自然に親しんだり、保存食を作るなどして、うまくリラックスをしている。特に梅干作りは一人目の育休のときから挑戦し、すでに4年目。毎年少しずつ改良を重ね、今年ついに梅干品評会で大賞を取るまでに腕を上げた。

「子どもと作れば食育にもなって一石二鳥なんです」と、梅干のほか、らっきょう、味噌などさまざまな保存食作りを子どもと一緒に楽しんでいる。

 どうも、復帰後スムーズな両立に成功している鍵は、育休中の活動にあるようだ。

ママ手作りの梅干が大好き!

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2013.07.18(木)
text&photographs:HITOMINA