◆Kate Bollinger「Grey Skies」
米バージニア州シャーロッツビルを拠点に活動する宅録アーティストKate Bollinger(ケイト・ボリンジャー)によるセカンドEP『A word becomes a sound』に収録。ベッドルーム・ポップと呼ばれるアーティストの中でも最注目のアーティストだ。
「ゆらゆらと漂う音とメロディに、身を任せてみたい、と思える1曲。夜空の向こうを想像しつつ、昔あった些細な出来事を思い出しながら聴きていたい。遊び心があり、楽しい気持ちにもなる音使い、不思議な音のつながりやふわふわと不完全でフラットなフレーズも魅力的」(サヤカさん)
◆Ducktails「Sunset Liner(For E. Young)」
ニュージャージー出身で、現在はLAを股にかけ活動している、Matt Mondanile(マット・モンデナイル)が2009年から始めたソロ・プロジェクトDucktails(ダックテイルズ)の3枚目のアルバムに収録。モンデナイルの実家で収録されたというDIYスタイル溢れる作品だ。
「どこか懐かしい気持ちになる、温かくて優しい1曲。私にとっての子守歌のような曲です。今日起きたこと全てを包み込んでくれるような包容力がある気がします。展開は少なく短い曲ですが、とても大きな作品。繰り返されるギターのメロディも好きです」(サヤカさん)
◆The Radio Dept.「You Stopped Making Sense」
スウェーデンが誇るネオ・シューゲイザーバンドThe Radio Dept.(ラジオ・デプト)の3枚目のアルバム『Clinging to a Scheme』に収録。丹念に作り上げられたサウンドのドリーミー感が多くのファンを惹きつけている。バンドの楽曲はソフィア・コッポラの監督による映画『マリー・アントワネット』のサウンドトラックにも使用されている。
「チルアウトと聞いて最初に思い浮かんだ大好きな1曲。ループするベースラインに身を寄せつつ、ここだ!というタイミングで加わるギターのメロディが心を揺さぶり、すべてを癒してくれます。何度もリピートしてしまう魅力的な曲です」(サヤカさん)
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2021.09.03(金)
文=CREA編集部