再開発が進んできた日本橋エリアで、300年以上の歴史を誇る日本橋三越本店。創業以来、いつの時代も商品・サービスなどすべての面で「革新」を繰り返しながら、人々の豊かな生活をお手伝いし続けてきた百貨店です。
長い歴史の中で培った目利きによる商品ラインナップは上質で、ストーリー性の強いものが多く、「ギフトといえば三越」。象徴的な包装紙は、「ここぞ」というときの大切な気持ちを伝えることができます。
日本橋三越本店のデパ地下には、目を奪われる美味しそうな品々が揃っていますが、なかでも「オンリー・エムアイ」は、ここでしか買えないアイテムが集う、日本橋三越本店の食品バイヤーが最も注力している企画。この秋、日本橋三越本店だからできる伝統の積み重ねと、その先に広がる食の未来のつながりを目指す「ネオ・クラシック」をテーマに選び抜かれた商品が並びます。
この秋、日本橋三越本店のデパ地下に2週間だけの期間限定で登場する、選び抜かれたスイーツを一足早くご紹介しましょう。
◆ノワ・ドゥ・ブール
イタリア栗のパウンドケーキ 3,780円
〈ノワ・ドゥ・ブール〉は焼きたて、作りたてのお菓子が持つ豊かな風味や食感を大切にするパティスリー。素朴だけれどバターを贅沢に使ったサブレやフィナンシェが人気です。
今回の「オンリー・エムアイ」限定品は、秋らしい栗のパウンドケーキ。発酵バターときび砂糖を使い、生地はしっとりきめ細かいのが特徴で、ほんのりとラム酒が香ります。
焼き込んだイタリア栗は糖衣がけで表面が程よくシャリッ。甘みと食感のアクセントが心地いいお菓子です。
◆ベルアメール
和栗のショコラテリーヌ 3,240円
ヨーロッパに比べて気温や湿度の変化がより激しい日本。そんな環境と繊細な味覚に沿った“日本に合うショコラ”を提案するショコラティエ〈ベルアメール〉。いつでも美味しいショコラを作るため、温度・湿度を徹底管理したアトリエで四季に寄り添ったショコラや焼き菓子を手作りしています。
「オンリー・エムアイ」からの秋のおすすめは、やっぱり栗。マダガスカル産などのカカオを使ったみっちりとしたショコラテリーヌは、ティータイムだけでなくワインやウイスキーにも合いそうです。
使っている栗は日本でも有数の産地、丹波産。ほっくりとした上質な栗がショコラテリーヌの中で際立ちます。佇まいも美しい一本です。
◆小布施堂
栗ごろごろ栗鹿ノ子羊羹 5,400円
栗の郷、長野県小布施町にある栗菓子の老舗〈小布施堂〉。自社工場で仕込んだ、風味豊かな栗あんが自慢です。代表銘菓・栗鹿ノ子はもちろんのこと、モンブランなども大人気となっています。
そんな栗のお店が迎える秋。大粒の栗をほくほくに炊き上げた甘露煮を、じっくりと火入れした栗あんの羊羹に加えた今回限定販売の栗鹿ノ子羊羹は、もはや「栗よりも栗っぽい」栗本来の魅力を最大限に引き出した和菓子です。
2021.09.10(金)
文=CREA編集部