待ちきれない! 焼きたてパンを公園で
お天気がいい日は、焼きたてのパンを抱えて公園へ。だって、1秒でも早く食べたいから!
パンをこよなく愛するパン野ゆりさんが都内でできる“公園でパン!”の幸せを語ってくれました。

「コロナ禍で私達の生活や価値観は大きく変化しました。意識的に暮らしを豊かにしたいとか、小さな幸せを取り入れたい気持ちも高まり、ますますパンが注目を浴びている気がします。
自宅でテーブルセッティングして味わうパンもいいけれど、天気のいい日こそ、公園でパン! 青空の下、緑に囲まれながら風を感じ……開放的な場所で味わうパンは、それはそれは格別なもの。美味しいベーカリーの焼きたてのパンだったらなおのこと!」
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◆ブーランジェリー・ジャンゴ
@浜町公園

東京・江古田から日本橋浜町に移転、キュビズム建築をモデルにした内装も魅力だ。
「定番のクロワッサンやカンパーニュはもちろん、色鮮やかなスペシャリテ『ビーツブレッド』など、エッジの利いたメニューも豊富。個人的には甘みをぐっと抑えたアップルサイダードーナツも好み。
隅田川の河岸に面する広々とした浜町公園で味わって。個人的には水天宮や小網神社参りもおすすめ」(パン野ゆりさん)

◆ビーバー ブレッド
@十思公園

注目のシェフ、割田健一さんが東日本橋に開店。国産、フランス産、北米産などの小麦粉を使い分けて作るパンは約90種。
「想像力溢れるメニューからメロンパンなどおなじみの味まで幅広い。
コラボさせてもらったナッティーな『ピスタチオのクリームパン』や不定期で登場の『ユズと山椒のフォカッチャ』など、遊び心に富んだメニューも好み。地元の人に愛される十思公園で味わって」(パン野ゆりさん)

◆ル・ルソール
@駒場野公園

シェフは「メゾンカイザー」で研鑽を積んだ清水宣光さん。
「パリのブーランジェリーを想起させるお店。どれを食べても、緻密に計算し尽くされていて精度が高いです。
オリーブ油を練り込んだ『チャバタ』も、フランス産と北海道産の石臼挽き小麦をブレンドした天然酵母の『バゲット』も想像を超える美味しさ。植物が生い茂る駒場野公園で!」(パン野ゆりさん)

2021.06.09(水)
Text=Yukino Hirosawa
Photographs=Aya Sunahara, Nanae Suzuki
Hair & Make-up=Chie Toyota
Model=Yuri Panno
CREA 2021年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。