【2021年7月】悟明老師が占う「開運行動」

 台湾を覆う黒雲は、ひと月の間、じっと我慢すれば、晴れていくことでしょう。

 日本、そしてアメリカからワクチンを寄贈していただいたことは、そうした苦難を乗り越える力となっています。このたびは、本当にありがとうございました。

 日本でも台湾でも、今、我々にできることは、変異株に警戒心を持ち、感染拡大の原因となる行動を取らないこと。実際問題、それが一番の開運アクションではないでしょうか。

 ひとりひとりが心を強く持ち、嵐が過ぎ去るまで、もう少し踏ん張っていきましょう。

 心が折れそうになったときには、寺社にお参りをしてください。

 今月は、北または西の方角にある寺社が力を授けてくれます。平安、経済復興、良縁、健康を祈りましょう。

 心の拠りどころとなる吉祥物を求めるなら、ひょうたんを飾るのがいいでしょう。

 ひょうたんは、中国語では「葫蘆(フールウ)」といい、「葫」の音が「福」に近いことから、縁起物として親しまれています。

 災いをはねのけ、幸運をもたらすほか、財を貯める金庫の役割をするとも言われています。

 大きいものなら部屋に飾り、小さいものなら、車内に吊るしたり、バッグチャームとして活用を。

 こうしたラッキーアイテムに限らず、元気をくれるもの、不安な気持ちを払拭してくれる存在があるなら、身近なところに飾って眺め、心の平安を保っていくことも、もちろん有意義です。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2021.06.30(水)
文=堀 由美子