【2021年7月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 吉星が集まるヨーロッパとは対照的なのがアジアです。

 前述したように、東南アジアの各国は、病気、事故、災厄を示唆する凶星が入る星回りゆえ、コロナ対策にひどく翻弄されるひと月となりそうです。

 次に気になるのが台湾です。

 羊刃、陰煞、貫索という3つの凶星が集まる不穏な星回りにあり、黒い雲に覆われた空のもとで人々が右往左往する……そんなイメージが見えてきます。

 羊刃は衝突、陰煞は陰謀、貫索は束縛を意味することから、何かと意見が対立しやすく、さらには足を引っ張る者も現れ、身動きが取れない事態に陥りやすい時期だと読み取れます。

 新型コロナ対策に当てはめてみると、意見の対立が激しく思い切った対策が取れない、判断が遅れるといった状況が想定され、変異株の流入時の対応が心配されます。

 そして日本と韓国には、吉星の禄存と凶星の五鬼が入ってきます。

 吉凶半々のように見えますが、禄存は非常に強力な力を持っており、問題児のような五鬼が足を引っ張ったところで、大きな問題にはならないでしょう。

 現状に鑑みると、日本はワクチン接種を順調に進めて市中感染を抑え、必ずやオリンピックの開催にこぎつけるでしょう。

 一方、吉凶半々になりそうなのが北朝鮮です。

 吉星の天魁、凶星の陀羅が入っており、食料不足などのさまざまな問題を抱えつつも、何かしらの強力なサポートを得ていく様子が見てとれます。

 しかし、北朝鮮という存在は、あまりにもミステリアス。国内情勢の本当のところは伝わってこないので、我々は静観するよりほかありません。

 また、中国にも凶星が2つありますが、三方四正で結ばれるロシアからの良い影響を受け、多少のダメージがあったとしても、大事には至らない模様です。

2021.06.30(水)
文=堀 由美子