暮らしのスタメンアイテム「朝食プレート」篇

 モノ選びの達人でもある暮らしの達人は、ふだんどんな食器を使っているの? なかでも出番の多い“スタメン”アイテムについて聞いてみました。サイズ? 形状? 手触り? 頻繁に使用する理由にも注目です。


◆暮らしの達人01

ジェゲデ真琴さん(「縷縷 LuLu」店主)
辻有希さんのカエデ杢 丸皿

音が静かで軽いから、つい手がのびます

 ジェゲデ真琴さんの朝食は、木製のカッティングボードにパンやフルーツを並べ、同じく木の丸皿に取り分けて食べるスタイル。

「私が朝食を食べるとき、夫はまだ寝ていることが多いんです。カチャカチャと音が響かないのも、木のプレートをついつい手に取ってしまう理由かも。あとは軽くて気軽に出し入れできるところもスタメンの理由ですね」

 この丸皿は不規則な木目もお気に入り。使うたびに見入ってしまうのだとか。

 ところで、木製のものは使い方やお手入れに気をつかいそうですが。

「脂っこいものや汁けのあるものには使いません。なので、パンなどの朝食で出番が多いですね。それでも食べ物の油でシミになることがありますが、それも味と思ってヨシとしています。使ったら水に浸さず、なるべくすぐに洗います。油分が抜けてカサカサしてくることがありますが、その場合はオイルを塗ってお手入れするようにしています」

 ちなみに写真のカッティングボードは「三ッ葉屋家具店」のもの。甘すぎない、スッとした佇まいが気に入っています。

 丸皿は5,500円、カッティングボードは5,940円。どちらもジェゲデさんの「LuLu」オンラインショプで購入できます。

2021.05.28(金)
文=前中葉子