AKIRAさんとの久々のサシ飯。緊張するので、今市(隆二)くんにも来てもらいました(笑)
――やっぱり10周年だったから、ということが大きいんですか?
節目というのもあります。あとは……みんな、年頃なんですよね。自分の人生を見つめ直す年齢になってきているんですよ。男の第二の人生のスタート、とでもいうのかな。
ここまでは青春でやってこられたけど、ここから先は「どういう風に人生を過ごす? 時間は何に費やしていく?」というところがあるのかなと思って。僕は一番年下だから、みんなの考えを聞きたくて、全部、自分から「飯、行きません?」と誘って行きました。
……あ、あと! この間、AKIRAさんから久々にサシ飯、誘ってもらったんです。ちょっと緊張するなと思ったから(笑)、今市(隆二)くんにも来てもらいました。
「最近あまり話す機会がなかったから、何を考えてるのか知りたかったから誘ったよ」と言われて、仕事のこと、プライベートのことを話したりしましたね。
――それこそ、AKIRAさんはグローバルに活躍されていらっしゃるので、そのあたりの刺激も受けたりしますか?
あります。やっぱり、もう……かっこいいですよ。男気というか……全部、背負っているのを知っているから、グッときちゃうというか。
今、AKIRAさんが現場の圧倒的なリーダーなんですよ。すごいと思います。今、(EXILE TRIBEが)大所帯で、60人ぐらいいるんですね。スタッフさんもそうだし、プレーヤーのみんなも、AKIRAさんは特別だと思っています。
だから、そういう人にサシ飯を誘ってもらうと、嬉しいのもあるけど、僕とは本当に立場が違う方なので緊張しましたね。とはいってもAKIRAさんはめちゃくちゃ気さくなので、いろいろすごく楽しいお話をたくさんしました。
――ところで、先ほど前回の誌面をご覧になられて、ご自身の顔つきが違うと指摘されていました。
そうですね。いいんだか悪いんだか、大人になっちゃいましたね。このときも大人だったんだけどな……(笑)。
――区切りで言うと、前回は映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の頃なので20代後半、今は30代の岩田さんという年代の差はあるかもしれません。20代は、いわば激動でしたか?
激動でしたね。この1~2年で、急激に将来のことを視野に入れて、具体的に動き出すようになったんです。当時より、かなり長期的な俯瞰の目線で、物事を捉えるようになりました。ある意味、自分の幅が広がったのもあるのかなって。
僕はパフォーマーでありながら、俳優活動もやらせてもらっていますが、実はそれだけじゃなくて、今後いろいろなことをチャレンジしようとしているんです。
デビューしてから10年が経ちましたけど、この先の10年、どういう風にキャリアを積み上げていきたいかを考えたときに、あまり固定概念で自分を縛らないほうがいいなと思ってきて。
プレーヤーでありつつも、プロデュースもするような、そんなビジネススタイルでバランス良くやっていける人材になりたいなと、最近は考えています。
2021.01.22(金)
文=赤山恭子
撮影=榎本麻美
スタイリスト=桶谷梨乃(W)
ヘアメイク=下川真矢(BERYL)