土に還る、竹素材のデザイン豊かなコーヒーカップ

◆Ecoffee cup(エコーヒーカップ)のコーヒーカップ

 カップ本体は、竹の繊維、コーンスターチ、アミノ酸由来の樹脂などの成分で作られており、土の中で分解可能。

 ゴミになっても土に還るという循環型のアイテム。

 メイン素材である竹は3~5年で成竹になり、伐採後も地下茎から次々と芽出て成長するため、素材集めに苦労することなく、竹を伐採することで環境保護にも繋がっています。

「これが土に還る素材だということに驚きます。生産の過程も環境に配慮されて、たくさんのアイデア、技術、愛情が詰まったアイテム。ゴミの量の軽減に繋がり、デザインもきれいで嬉しい。

 一見プラスチックに見えるけれど竹由来。この試みを知ったことで、いろいろな物が土に還る素材へと代替えできるのじゃないかと可能性を感じます。

 コーヒーショップにこのカップを持って行ったら、華やかなデザインに、お店の人もちょっと心がゆるみそうですよね。そこで会話はなくとも、気持ちのコミュニュケーションができるツールにもなっていいなと思います。

 コーヒーやお茶好きの人へ、エコの伝搬もしやすい一品です」

 ウィリアム・モリス柄をはじめ美しいデザインが豊富なのも、選ぶ楽しみが広がります。

ダイヤモンド株式会社 

電話番号 06-6262-0061
https://ecoffeecup.jp/

●推薦してくれたのは……
轟木節子(とどろ きせつこ)さん

シンプルな中に遊びを取り入れた独特の世界観を生み出す、人気スタイリスト。雑誌、広告のスタイリング、ブランドのアドバイザーや商品のディレクションなど幅広く活躍。2010年ごろに見た東京のゴミ問題のニュースをきっかけに環境への意識が高まり、商品ディレクションにも取り入れている。

2021.01.12(火)
文=天野真由美
撮影=平松市聖

CREA 2021年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

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思いもかけない日々となった2020年。いつもと違う毎日のなかで新しい習慣ともなんとか付き合ったり、戸惑うこともあったと思います。思い通りに会えない日々が続いても、贈りものという形で気持ちを届けたい――。誰もが頑張った一年と、新しい明日に贈る、感謝とご褒美、ときどきエール。いろいろな想いをギフトにして届けます。