節目を迎える人や悩みを抱えている人に贈りたい、応援の気持ちを伝える本。
さりげなく背中を押してくれるような1冊を、書店「ON READING」の黒田さんご夫婦に選んでいただきました。
新しい生活を始める人へ贈りたい4冊
A『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』ヤマザキOKコンピュータ
投資家であり、バンドマンの著者による等身大の社会と経済についての話。社会問題や将来の不安があるなかでも、世の中を変えられるお金の賢い使い方を伝える。
「お金の使い方次第で、自分好みの世界になるかもと思うとわくわくします。ポジティブな『お金』との付き合い方が見えてくるはず」(黒田さん)。1,400円/タバブックス
B『ほんとうのリーダーのみつけかた』 梨木香歩
20歳以下を対象にした著者の講演会をまとめた一冊。周囲からの視線や言葉が気になる時、指針になる存在について説いている。
「新しい人間関係で不安にならないためのお守りのような本。自分自身の中にいる『ほんとうのリーダー』を見失わなければ、どんな環境でも大丈夫だと思えます」(黒田さん)。1,200円/岩波書店
C『こんにちは未来』 佐久間裕美子・若林 恵
NY在中のジャーナリストと『WIRED』日本版の前編集長によるポッドキャスト番組をまとめた3冊。「ジェンダー編」「メディア編」「アメリカ編」とし、音楽やアート、政治やビジネスなど多角的に語る。
「これからの世界や自分のことを考えるきっかけとなる、さまざまな問いやヒントが浮かんできます」(黒田さん)。3,600円/黒鳥社
2021.01.19(火)
Text=Kaori Hareyama
Photographs=Wataru Sato,Hirofumi Kamaya