自由に旅がしづらくなった今、家にいる長い時間を旅先で過ごすようにリラックスしたものにできないだろうか。目標は「ステイしたくなる」部屋作り。

 そこで、家が一番心地いいと感じている3組のご自宅を訪ね、リラックスできるポイントを探ってみました。


ラウンジ風のリビングで家族がちょうどいい距離感に

●今回紹介するのは……

東京都・世田谷区在住
Yさん[主婦]家族の4人暮らし
3LDK+ウォークインクローゼット、約160平米

 リビングのドアを開けると光をたっぷり採り入れた吹き抜けの大空間が広がる、東京・等々力のYさんの家。

 2階とは螺旋階段でつながり、1階にはゆったりとしたサイズのソファやアームチェアが置かれている。

 キッチンカウンターにはハイチェア、その奥にはメインのダイニングと別に小さめのテーブルを置いたコーナーが続き、さながらホテルのよう。

「イメージしたのはラウンジやダイニング、バーなどがまとまった、ホテルのコンパクト版。

 いろんなコーナーがあることで、家族が揃っても近すぎず、ほどよい距離感で過ごせるのでストレスがありません。

 個室にこもらなくても、少し居場所を変えるだけで気分をリセットできます」

2020.11.01(日)
Text=Noriko Kiuchi
Photographs=Hirotaka Hashimoto

CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

きれいな人がしてること。

CREA 2020年11・12月合併号

揺らがない自分でいるための習慣&コスメ
きれいな人がしてること。

定価820円

様々な業界で活躍する人たちの人生を支えてきた習慣とは? 大切にしている美の価値観とは? 時に悩みながらも、美容を通して“自分らしさ”に真摯に向き合ってきた“あの人”に取材。そこから見えてきたのは、揺らがない自分でいるための美容でした。