土地の知恵を日々の食事に活かす、郷土料理家・minokamoさんが全国各地で教えてもらった郷土料理を誰もがつくりやすいレシピに仕立て、風土や歴史とともにお伝えします。

 今話題の料理本『料理旅から、ただいま』から、郷土料理のレシピをご紹介します。


鶏やサバなど自由な食材で作るせんべい汁

煮込んだせんべいはもっちりとした食感!

 青森県八戸市の中心地から電車で30分ほどのところにある鮫町。海岸段丘の美しい種差海岸があり、漁業も盛んなこの町に民宿石橋があります。

 元気に切り盛りするのは大女将、女将、若女将の3人。今回は、大女将の石橋チサさんと女将の石橋英子さんに旅館の定番のサバと鶏肉のせんべい汁を教えていただきました。

 せんべい汁とは、青森県南から岩手県北部地域で200年以上前からある郷土食。小麦と水で練って焼いた南部せんべいと野菜などを煮た汁です。

 せんべい汁のつくり方は各家庭でさまざま。早速いただくと、せんべいのもっちり歯ごたえにびっくり! 出汁がしみた南部せんべいが美味しく、箸がすすみます。

石橋旅館は、大女将、女将、若女将(この日はお休み)三代で切り盛りしています。

2020.11.30(月)
文・撮影=minokamo