花のある生活と日々を支えるもの

【花に囲まれて生活する】

 毎日、花から元気をもらい、花のある生活の豊かさを実感しているという若井さん。

「花があると気持ちが全然違う。日々変化していく姿、命あるものの空気感から与えられる力って大きいんだなと感じます。お客様にもその空気を感じてほしい。1本でもいい、自宅に花を飾る人が増えて、それが日常になればと願っています」

【体を温める】

 19度にキープされた店内に一日いると、体がガチガチに冷えるそう。

「以前はシャワー派でしたが、ジムのトレーナーさんに冷えを指摘され、最近は湯船に浸かるようになりました。お風呂のおともはBARTHの中性重炭酸入浴剤。体が芯から温まり、寝るまでぽかぽかが続きます」

【ヘアケアはバームとオイルを混ぜる】

 ヘアケアはルベルのモイ バーム ウォークインフォレストと、ダヴィネスのオーセンティック オイルを混ぜて使用。

「私の髪は太くて量も多いので、たくさん汗をかくと立ち上がってしまうのが悩み。このバームとオイルはオーガニックで肌に優しく、髪を乾かす前になじませると、ほどよくまとまって落ち着いた仕上がりになります」

【自然に触れる旅に出る】

 休日は小旅行に出かけてリフレッシュ。写真は伊豆を訪れた際に撮影したもの。

「25歳まで地元の北海道で暮らしていたせいか、海や緑がたくさんあるところに行くとすごく落ち着くんです。アクティブに何かをするタイプではなく、豊かな自然に包まれてゆっくり深呼吸をする感じ。温泉も好きで、時間を見つけては浸かりに行ってます」

【アニメやマンガから活力をもらう】

 実は大のアニメ&マンガ好き。

「最近ハマったのは『攻殻機動隊』シリーズや『ドロヘドロ』『BEASTARS』『ピンポン』など。アニメは短いのもいいところで、メイクなど支度をしながら一話分見るのが朝のルーティン。

 ときには友達やお客様と情報交換をすることもあって、それがまた仕事のいい気分転換になっている気がします」

●愛用コスメ

ルージュ エッセンシャル シルキー クリーム リップスティック 05

「ずっと愛用しているリップ。一見シックな色みだけれど、塗り方次第でライトにもナチュラルにもなるのでお気に入り」

若井ちえみ(わかい ちえみ)

1986年生まれ。北海道出身。美容専門学校卒業後、美容師を経てアルバイトをきっかけに生花店に就職。2016年、松陰神社前に「duft(ドゥフト)」をオープン。生花の販売からアレンジメント、会場装飾まで幅広く手がけている。

2020.11.22(日)
Text=Etsuko Onodera
Photographs=Asami Enomoto

CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

きれいな人がしてること。

CREA 2020年11・12月合併号

揺らがない自分でいるための習慣&コスメ
きれいな人がしてること。

定価820円

様々な業界で活躍する人たちの人生を支えてきた習慣とは? 大切にしている美の価値観とは? 時に悩みながらも、美容を通して“自分らしさ”に真摯に向き合ってきた“あの人”に取材。そこから見えてきたのは、揺らがない自分でいるための美容でした。