若い人や男性も、チビに会いにやって来る

 入れ代わり立ち代わり、近所の人たちが遊びに来るかみいけ電器は、ちょっとしたサロンのよう。まさに、商店街の憩いの場。

 毎日おしゃべりしに来るご近所さん以外に、若い人や男性も、チビに会いにやって来る。

 ドアの隙間から「いるかな~」と中を見ているので、ドアを開けてチビと触れ合わせてあげるのだそう。

 ネコ好きは、スルーできない店なのだ。

 チビは午前中適当な時間に出勤して、19時に店が閉まると、おかあさんと一緒に帰宅する。

「遊びに来てにゃ!」

 チビとのひと時を満喫し、遠回りして駅まで向かう途中、「LA MOTTE-PICQUET」(ラモトピケ)というパン屋さんを発見。

かわいらしい外観

 お目当ての「スピカ 麦の穂」がお休みだったので(泣)、ここでパンを買って帰ろう。

じゃーん!

 国産小麦100%使用。
 りんごのパイ、紫いものあんぱん、スコーン。
 かみしめるほどに味わい深く、どれもおいしかった!

 かわいい看板ネコと楽しいおしゃべり、そしておいしいパン。
 いい1日であった。

【チビがいるお店】
かみいけ電器

住所 東京都大田区上池台1-15-9
勤務時間 だいたい午前中~19:00

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梅津有希子 (うめつ ゆきこ)
編集者・ライター。1976年北海道生まれ。ヤマハ勤務の後、FMラジオ局、編集プロダクションなどを経て、2005年に独立。女性誌や単行本、webを中心に、ペット、料理、美容など幅広いジャンルで活動中。「CREA cat」「CREA Dog」を毎号担当するほか、別冊マーガレットの『青空エール』(集英社/河原和音)の監修も務める。著書に『吾輩は看板猫である』『吾輩は看板猫である 東京下町篇』(文藝春秋)、『We are ブサかわねこ』(角川書店)、『終電ごはん』(幻冬舎)がある。
公式サイト:umetsuyukiko.com Twitter:@y_umetsu

 

Column

梅津有希子の商店街ネコ探訪

大人気のネコフォトブック『吾輩は看板猫である』、そしてその第2弾の『吾輩は看板猫である 東京下町篇』の著者、梅津有希子さんが、看板猫を探して、今度は商店街を巡ります。

2013.02.08(金)