ここ数年、伊豆の海で起きている異変とは?

 エキゾースト(ダイビング中の呼気)の音も、周囲のダイバーの存在も消えて、神々しいサメたちの行進に目は釘付け。しばらく見入ってしまいました。

 あれは数十分だったか、数分だったか? 時間の感覚もなくなってしまうほど。

 ハンマーヘッドが頻繁に現れるのは神子元島の周辺、西側と南側。特にカメ根は遭遇する可能性が高いそうです。

 運がいいと数百匹の群れが出没するというから、驚きです。

 そしてここ数年、海では異変が起きているとのこと。

 「ハンマーヘッドといえば夏」の風物詩だったのが、なんと越冬して2020年の1月にもハンマーヘッドの群れが登場しているというのです。

 ハンマーヘッドを通年見られるのは嬉しいけれど、海藻が育たないなど、影響も出ているもよう。

 海のバランスが崩れているのでしょうか?

2020.06.06(土)
文・撮影=古関千恵子