ふわふわ、もふもふ しあわせいっぱい、広島旅に大注目！

猫の町・尾道でみつけた しあわせの “ふわもふスイーツ”

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　ふわふわ、もふもふ好きにはたまらない町といえば、尾道もはずせません。

 「猫の細道」をはじめとした人気スポットで出会える “にゃんこ” たちのかわいい姿に心がなごみます。

　レトロな情緒いっぱいの町歩きのお楽しみといえば、尾道ならではのかわいいスイーツめぐり。のんびり散策しながら立ち寄りたい人気店が町角に点在しています。

喫茶・定食 キツネ雨の「白狐チーズケーキ」

　昭和の香りが色濃く漂う飲食店が並んでいる新開地区の細い道に、小さな看板を掲げている「喫茶・定食 キツネ雨」。

　濃密なノスタルジーを感じさせる空間がとにかく素敵で、オリジナル珈琲の香りに導かれて、心静かな時間を満喫できるとっておきの場所です。

　こちらのお店で絶対に味わってみたいのが、“キツネ好き” という店主が手作りする「白狐チーズケーキ」。かわいいビジュアルで、食べるのを思わずためらってしまいそうになる一品です。

　ふわっとしたクレームダンジュをベースにしたレアチーズケーキは、まさにしあわせの食感。さらに尾道の名産であるレモンの爽やかな酸味が繊細に口のなかに広がります。

　そのほかお品書きには、「ふかふか厚切りフレンチトースト」の文字も。次に訪れるときには、こちらも味わってみたい！

Cafe しましまの「紅茶のプリンパフェ」

　尾道本通り商店街のレトロなアーケード内にある「Cafe しましま」は、こだわりのコーヒーを出すお店が多い尾道で「おいしい紅茶を出したい！」と2017年にオープンした、くつろげるカフェです。

　その看板メニューが「紅茶のプリンパフェ」。

　ぷるぷるのアールグレイプリン、ふるふるのアールグレイゼリーともに、茶葉の香りがしっかりと感じられて、スプーンを運ぶたびに優雅で贅沢な風味が口に広がるのがたまりません。

　さらにその下には、ロイヤルミルクティーのアイスとフルーツグラノーラ。満足感もたっぷりです。

　パフェを味わったあとは、アッサムとディンブラをブレンドしたオリジナル「しましまブレンドティー」をぜひ。おうちでも楽しめるようにと茶葉も販売していて、紅茶好きな人へのおみやげにも喜ばれそうです。

洋菓子工房ナチューレの「おのみち生シフォン」

　できるかぎり地元産にこだわったスイーツで愛されている「洋菓子工房ナチューレ」では、大人気の「おのみち生シフォン」をテイクアウト。

　ふわふわのシフォンケーキのなかには、ふんわり生クリームがたっぷりです。

　高さ約12センチの大ぶりサイズですが、驚くほどに軽やかな食感なので、あっという間にひとつをペロリ！

　ご当地でしか味わうことのできない、ふわっふわスイーツの逸品です。

　なお、東尾道にある本店のほか、尾道駅前の「福屋」でも購入できます(いずれもテイクアウトのみ)。

尾道さくら茶屋の「猫パフェ」

　かわいいカフェがたくさんある尾道で、上質な甘味を味わえるのが「尾道さくら茶屋」。

　手作りの焼き団子やわらび餅がおいしいお店として、長く親しまれている一軒です。

　こちらのお店の新たなスペシャリテとして人気を集めているのが猫の町・尾道らしさ満開の「猫パフェ」。

　パティシエ経験もある店長の林田 舞さんが、和・洋スイーツのいいところを融合させて完成させた自信作です。

　キュートな猫モチーフのアイスと、ふわとろソフトクリームのそばには、“肉球クッキー” が添えられ、その下にはふわっふわのわらび餅と、もっちもちの白玉団子……。

　ひんやりとしたアイスと上品な和菓子が織りなすハーモニーが絶妙で、優しい甘さに癒やされます。

●ふわもち♡広島おみやげ情報その3「乳団子／和泉光和堂」

　昭和9年に発売されて以来、備後名物として親しまれてきた「乳団子(ちちだんご)」。

　地元牧場の生乳を使い、餅粉、水飴、はちみつなどを丹念に練り合わせて作られた求肥餅です。ふっくら、もちもちとして、昔なつかしいミルキーな味わいがたまりません。

2020.03.30(月)
構成・文＝矢野詔次郎
撮影＝志水 隆