ふわふわ、もふもふ しあわせいっぱい、広島旅に大注目！

ふわふわ、おいしい！ これぞ必食、広島グルメ

　おいしいものがいっぱいの県都・広島市。広島のいいものが集まる街だからこそ、しあわせ気分にひたれる、ふわふわ、もふもふグルメもたくさんあります。

コオリヤ ユキボウシの「ユキボウシ」

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　ふわっふわの食感、そして口のなかでとろっとろにとろけるかき氷で評判の「コオリヤ ユキボウシ」。夏になると、その唯一無二のおいしさを求めて行列ができることも多い大人気店です。

　メニューは約9種類。旬のフルーツを取り入れた季節のかき氷も魅力的ですが、まず一度は味わってみたいのが、店名にもなっているスタンダードな逸品「ユキボウシ」。

　輝くように透き通る純氷のほか、初夏になると南アルプス・八ヶ岳「蔵元 八義」の天然氷（数量・期間限定）を、これ以上ないくらいふわっふわに削りあげ、その上からヨーグルトのエスプーマ(泡)をかぶせて出来上がり。

　はかなく繊細な口どけに驚くばかりで、食べ進んでいくと、中からパイナップルやキウイなどのシロップ漬けが。さらに、自家製練乳をかけると味わいがグレードアップして、やみつきになるおいしさです。

名月堂の「ワッフル」

　桜の名所としても知られる比治山公園近くの住宅街で昭和30年に創業した和菓子店「名月堂」。

　2代目店主の下岡裕幸さんがさまざまな試行錯誤の末に生み出した、ふっくら、ふわふわとして絶品のワッフルで知られる街角の名店です。

　発売開始から約30年。これまで数多くのレパートリーを生み出し、そのなかから季節に合わせた20数種がショーケースにずらりと並びます。

　特製レシピで作られる、甘く優しい香りのふわふわ生地は、バターなどの動物性油脂を一切使わず、食感も味わいもとっても軽やか。

　サンドされるフレーバーも上品なおいしさで、2つ、3つと食べたくなること間違いなしです。

　店内には小さなイートインスペースもありますが、お天気のいい日はテイクアウトして、比治山公園のベンチでのんびり味わうのもおすすめです。

電光石火の「お好み焼き」

　広島グルメとして絶対にはずせないものといえば、お好み焼き。

　一説によると県内に約2,000軒のお好み焼き店があるといわれ、それぞれがおいしさを競い合っています。

　なかでも、ふんわり、ふわふわの食感で絶大な支持を集めているのが「電光石火」。お好み焼き界のニューウェーブです。

　最近では、東京駅や銀座コリドー街にも支店を出すほどの人気店となった「電光石火」ですが、その発祥である駅前ひろば店のカウンターで味わうお好み焼きは格別です。

　おいしさの秘密は、鉄板で焼き上げる際に、お好み焼きを上から押さえつけることなく、蒸し焼き状態にするところ。

　キャベツもおそばもふっくらとして、さらに玉子ダブルでオムレツのように仕上げるのがポイントです。このもふもふのおいしさ、未体験の人は今度の広島旅でぜひ！

広島赤焼 えんの「マシマシ牡蠣」

　広島の新たなグルメスポットとして話題を集めているのが、広島駅から歩いてすぐの “エキニシ(駅西)”。

　かつてはレトロ感あふれるディープな飲食店街でしたが、古い店舗をリノベーションした個性的なお店が続々と誕生しています。

 「広島赤焼 えん」は、瀬戸内の名物料理を肴にお酒をたっぷり楽しめる鉄板居酒屋さん。

　旨辛の特製タレを使った赤いお好み焼き「赤おこ」などのオリジナルメニューが評判です。

　こちらのお店で、ぜひ味わってほしいのが「マシマシ牡蠣」。

　お好み焼きの上に、身もふっくらとして、旨みがたっぷり詰まった広島産牡蠣をたっぷり15個もトッピング。

　さらに “牡蠣ピラミッド” の上にバターをのせて、とろ～りとろけ出したら召し上がれ！

 「広島に来てよかった……」と実感できる逸品です。

●もっちり♡広島おみやげ情報その4「バームクーヘン太陽／kunugi」

　実は広島は、日本におけるバームクーヘン発祥の地。

　その伝統にご当地ならではの新たな感性を加えた広島レモン風味のバームクーヘン「太陽」は、ふっくら、もっちりとした食感で満足度大です。

　香り優雅な紅茶と最高の相性で、「ザ・広島ブランド」に認定されたバームクーヘン「月・太陽」のギフトセットもおすすめです。

2020.03.30(月)
構成・文＝矢野詔次郎
撮影＝志水 隆