食器、カトラリー、キッチン&バス用品……。生活の周りにある日用品を使わない日なんて、ありません。
暮らしをともにする相棒だからこそ、アイテム選びは大切。最近はデザインを重視するだけでなく、「心地いい」「部屋に自然となじむ」ものが急増中。
新たなコンセプトを掲げた雑貨屋さんが目立つ東京から、厳選8軒をご案内!
#05 ROUND ROBIN
(ラウンドロビン)
[中央区]
名品プロダクトから作家もの、
“旬”が手に入る!
日本や海外の民芸品や染物、北欧の日用品など、オーナー夫妻のフィルターを通して集められたものが集まった、多国籍な空間。
名品といわれるプロダクトから、日本の若い作家の1点ものの器まで、これぞと思うものを買い付けた、幅広い品揃えです。
たとえば小鹿田焼(おんたやき)や波佐見焼、曲げわっぱなどの日本の伝統的なものから、メキシコの天然染色のラグまで、国籍違いのさまざまなものたちが、ここに集合。でも、みんな仲良く、不思議とひとつの世界としてまとまっています。
最近、オーナーが注目しているのは栃木の益子に住む30代の陶芸家・櫻井 薫の器。益子の土を使い、自然灰が見える色を追求しており、ひとつひとつ表情が違うのが特徴です。
また、熊本の陶芸家・福田るいの小代焼は、伝統的な技法を活かしながら、独自の燃焼法で現代的なデザイン。用途を限定しない器は、どこかヨーロッパの陶器のような雰囲気が感じられます。
ギフトにするなら、たとえばアロマストーンのリングがおすすめ。
アロマオイルを少量垂らすだけで、一日中、さりげなく好きな香りを身につけられます。
2020.01.02(木)
Text=Yoko Maenaka (BEAM)
Photographs=Miki Fukano