有名観光地を360度見ることができるという快楽

「世界遺産」というジャンルでは、平泉の中尊寺、毛越寺、京都の清水寺、龍安寺、二条城、奈良の薬師寺、春日大社、広島の原爆ドーム、そして沖縄の首里城などを網羅している

 登場する観光スポットは、実に幅広い。歴史と聖性に満ちた寺社が顔を出すかと思えば、一方、那覇の牧志公設市場という庶民生活の匂いに満ちた場所にも目が向けられている。思わず時間を忘れ、ひとしきり、ヴァーチャルな名所散策にふけってしまいそうだ。

 各観光地の画像は、「Googleマップ・ストリートビュー スペシャルコレクション」をフィーチャーしている。通常のストリートビューが提供する公道から見える風景だけではなく、寺社や城郭、公園や動物園などの施設内の風景をさまざまな角度から見ることができるという点が何よりの画期的な魅力だ。

 このサービスは、JTBホームページにおける国内観光ガイドページ上で提供される。同サイトは、旅に精通したエキスパートが発信する全国各地の旬な情報や観光イベントを紹介しているが、今回のサービス開始により、従来以上に、旅行というエンタテインメントの臨場感が味わえるコンテンツへと進化を遂げたといえるだろう。

“ぐるり”日本のみどころガイド
URL www.jtb.co.jp/kokunai_guide/promotion/streetview

2012.12.07(金)