旅のお土産や、セール品、ネットで買った小物など、ラッピングに困る瞬間は多いもの。そこで、覚えておけば一生役立つ、応用自在のラッピングの極意を伝授します!
手土産にしがちな瓶もの、贈り物にしやすい洋服、アクセサリー。贈る機会は多いけど、包みにくそうな3パターンをまずは攻略!
【パターン1】ホームパーティにワインを持って行く!
“中身はなんだろう? 期待の膨らむ可愛い立ち姿”
ワインやオイルなどの瓶ものは
包むだけでグレードアップ!
[材料]
・包装紙(横:ボトルの円周×1.5~2倍 縦:ボトルの高さ+底の直径+20cm)
・紙ひも1~2色(各色1m)
・ラベル(なくても可)、テープ
(1) 「紙取り」は正確に!
ボトルに紙を巻いて上記のサイズに裁断する「紙取り」からスタート。切った紙の対角線とボトルが直角になるように置く。
(2) 手前から紙を巻く
底側のスペースを空けてボトルの位置を調整し、手前の角から紙をボトルに巻く。
(3) タックを1点に寄せ集めて折る
ボトルの底側の紙を、左手親指の1点にタックを寄せ集めるようにボトルの半分までタックを入れ、端をボトルの口側に折りたたむ。
(4) 折り目を底の縁に沿わせる
残りの紙は、ボトルの底の縁に沿うように内側に折り込み、ボトルを転がしながら巻いていく。先端はテープでとめる。
(5) ネック部分で紙を絞る
ボトルを立ててネックのところで紙を絞ってひとつにまとめる。先端からはみ出た紙の端は内側に向かって折る。
(6) 紙ひもを根元に巻く
紙ひもをネック部分の根本に何重にもしっかりと巻きつけて結ぶ。あれば、ラベルやシールを貼る。
教えてくれたのは……宮岡宏会さん
ラッピングコーディネーター講師。「シンプルだけれど、おしゃれでかわいいラッピング」をコンセプトに幅広く活躍。著書に『かわいく包む アイデアラッピング』(玄光社)『おしゃれなラッピングレッスン』(学研パブリッシング)
toi et moi+STYLE GIFT
宮岡さんが主宰するラッピング教室と包装用品のショップ。リーズナブルなラッピンググッズの販売や資格取得レッスンなども人気。他店で購入した商品の持ち込みラッピングも可能(有料)。
住所 東京都日野市新井730-2 mHビル1階
URL www.style-gift.net
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2012.11.07(水)
text:Sachiko Yamaguchi
photographs:Tadashi Hosoda