メイク下手さんお助けコスメ
#05 メイクアップパレット
「実はメイクが下手」「会社にはメイクをして行かなきゃいけないから一応しているけれど、ホントは面倒くさい……」。そんな女性のための、便利で時短が叶うアイテム、最近意外に増えてきています。メイク下手さんお助けコスメ、全5回でお届けします。
少しでもメイク時間を短縮できたり、不器用な人でも簡単に上手くメイクできるプチプラコスメのラストは、プチプラ界の女王、ケイト。
◆カネボウ化粧品
ケイト
ホワイトシェイピングパレット
このパレットひとつで、アイシャドウもチークも、流行りのハイライトとノーズシャドウを組み合わせて顔に立体感も出せる、という強者です。
このパレットは、「ホワイト骨格パレット」というコンセプトで、ホワイトカラーを顔の中心に入れ、色白でメリハリのある小顔にメイクするためのもの。
個人的な見解ですが、アイシャドウとチークが入っていて、さらに立体感を出すためのハイライトカラーと、影をつくるためのカラーもセットになっているなんて、「メイク下手」な人や「何よりも時短したい」人向き! と初めて見た時に思いました。
どれをどこに塗るか、に最初はやや戸惑うかもしれないけれど、チークは普通にチークを入れる部分に乗せればよいし、アイシャドウは付属のスポンジを使ってもいいけれど、指の腹に取ってまぶたを数回ワイパーのように往復させればそれだけでOK。
立体感を出すのって「難しそう」と敬遠している人も多いかもしれませんね。
が、このセットのノーズシャドウ用カラーはどちらも絶妙なベージュブラウンの「影色」で、決して黒くなり過ぎたりしないので、スポンジでもよいし、指に取って眉頭から目頭のくぼんでいる部分に塗れば(さらにアイホールのくぼみに沿って入れてもOK)それだけで、目周りに「彫り」が生まれます。
また、個人的な使い方ですが、もっと骨格を際立たせたい人は、耳下からあご先にかけての輪郭のすぐ外側にも「影色」を入れると、よりキュッと締まった小顔に見せられます。
そしてハイライトを、Tゾーンや目の下、上唇の中央の上、あご先、などに入れれば、あっという間にすっぴんよりメリハリの利いた小顔が完成するのです(ハイライトの詳しい入れ方は、容器の裏面のイラスト解説も参考にしてくださいね)。
これ、実は最近ずっと流行っているコントゥアリングが簡単に出来る、ということ。あまり難しく考えず、解説の通りにまず塗ってみると、想像以上に「立体感」が生まれて驚くと思います。
コントゥアリングに興味は持っているけど、「難しそうで手が出せなかった」という人にもトライしやすいと思います。
平面的な顔が多い日本人の顔に、「立体感」をつけることを様々な方向から追求してきているケイトならではの製品だな~、さすが、と感心しました。
そして、眉毛とリップは別、だとしても、コレひとつあれば「最低限のポイントメイクとメイクしている感」が仕上がる、という点も優秀!
アイメイクにカラフルな色を使いたい場合や、違う色のチークを使いたい、という場合はまた別ですが、そうでなければコレを使うだけで「ちゃんとメイクした顔(しかも立体感アリ)」が出来上がります。
だから旅行にも最適だし、会社や駅、デパートのトイレなどでフルメイクしなきゃいけないというシチュエーションにも、いくつもアイテムを持って行かなくてすむから対応しやすい。もちろん「寝坊して朝時間がない!」という人にもオススメです。
「メイク好き」の人、「メイクは義務」の人、「コントゥアリングをやってみたかった」人、色々な人に使いやすい優秀パレット。脱帽しました!
ケイト ホワイトシェイピングパレット
各1,800円(編集部調べ)
https://www.nomorerules.net/pickup/white_shaping_palette/
♢カネボウ化粧品
フリーダイヤル 0120-518-520
https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/
私はココで購入しました
・サンドラッグ 三軒茶屋店
http://www.e-map.ne.jp/p/sundrug/dtl/1084/
プチプラ美
高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。
Column
大人がうっとり♡ 優秀プチプラコスメ
大人にもオススメしたい、大人にこそ使ってほしい優秀なプチプラコスメ。コスメファンのプチプラ美が、いつものあのショップで見つかる、使ってよかったアイテムを紹介します。
2019.04.17(水)
文・構成=斎藤真知子