センスのいい缶の贈りものは、開ける前からわくわくするもの。開ければよい香りが立ち上りおいしい口福を長く楽しんでもらえるのも魅力。

 料理研究家の林幸子さんが、おすすめの逸品をご紹介します。


傍らに置ける缶海苔なら
いつでも気軽に食べられる

 海苔は湿気が厳禁なので、密閉度の高い缶に入っていると安心感が違います。卓上など身近な場所に置けるので、小腹が減っている時にちょこっと食べるなど、カロリーの少ないおやつ代わりになるのもいいですね。

 缶に多い八切の海苔はお弁当や、お茶碗でごはんを食べる際にもいいサイズ。半切は手巻き寿司やおにぎりなど、切らずにすぐ使えて便利です。

吉田商店の
 『花』焼海苔

八切264枚(全型33枚分) 10,000円。
八切264枚(全型33枚分) 10,000円。

 明治5年創業の海苔問屋と、加山又造を師とするアメリカ人日本画家がコラボ。

「絵が切れないよう、缶のために描かれた作品です。この絵に見合う、味も香りも飛びぬけていい極上の海苔が採れた時のみ販売。まさに海苔の最高峰」(林幸子さん)

吉田商店

所在地 東京都大田区大森南4-8-8
電話番号 03-3744-0215
営業時間 10:00~17:00
定休日 日・祝日
http://www.yoshida-nori.jp/
●賞味・消費期限 1年
●通販可

2019.02.18(月)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Tamon Matsuzono

CREA 2018年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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