カラフルなヌビアの村にお邪魔
![ヌビアの村へ向かってナイル川を移動中、観光ラクダの一軍を見かけた。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/-/img_bc15ce27c285e9adb0b3c7acb38cb4e2415258.jpg)
タクシーボートでクルーズ気分を味わいながら、ヌビアの村へも訪問。
![伝統的なドーム状の天井をパステルカラーで染めたヌビアの村の住居。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/e/-/img_5ea42c0ed6f4c29dc850ef8a93c4fb00351411.jpg)
地元のガイドブックによると、アフリカ系のヌビアの人々は、お祭りが大好きで、カラフルな色遣いを好むという。船から対岸を眺めていると、色とりどりのパレットのような家並みが見えてきた。
![ヌビアの船着き場近く。土産物店や観光ラクダの人々で賑わっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/-/img_a1fabbd6f1f3d22bd88e18e5c25254c4290053.jpg)
ヌビアの村の船着き場は観光ラクダの呼び込みとおシャレした眠そうなラクダたち、スパイスや彫像などの土産物店などが並び、黒ずくめの装束の女性たちやツーリストが行き交っている。
![土産物店の中に交じって、カラフルなスパイスの露店も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/-/img_ce8ef736edefba547fea222797865318291043.jpg)
![イスラム教の服をまとったヌビアの女性。カラフルな村の中で黒が目立つ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/f/-/img_cf3f83a8c0b7bf1782bbe7077f0e73f3196692.jpg)
ガイドに連れられ、カラフルな民家のひとつに入る。
![天然染料のヘンナ・ペイント。失敗されてしまい、2週間ほど、手を人前に出すのが恥ずかしい状況に……。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/-/img_032ddc939b17014969fc24f103ae75fe111672.jpg)
どうもカルチャー体験ができる場所らしく、手の甲に模様を描いてもらう天然染料のヘンナ・ペイントや、魔よけとされるペットのワニの見学、お茶のおもてなしもいただいた。
![何が合図だったのか、その場の一同が太鼓に合わせて踊りだした。盛り上がりは周囲を巻き込み、誰もが笑顔でダンス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/-/img_b8ae545e4701d30fd99019a05734a495225085.jpg)
そうこうするうちに、誰ともなく太鼓を打ち鳴らし、そこにいる人々が踊り始めた。まさに“ヌビア人はお祭り好き”のとおり、根っから陽気な人々らしい。
アスワンでは、移動は陸路よりも、もっぱらナイル川をタクシーボートで。
エジプトといえば、灼熱の砂漠というイメージがあるけれど、緩やかにながれる川の流れや、河畔や小島を縁取るナツメヤシなどの、風景がすがすがしい。
![文明を育んだナイル川。水の眺めに癒される。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/9/-/img_4947c3e968c3540480df680b462c4df8210993.jpg)
歴史家ヘロドトスは「エジプトはナイルの賜物」という言葉を残した。これはナイル川が氾濫を繰り返し、肥沃な土地が堆積して形成されているという意味だとされる。
雄大なナイル川をボートでゆったりと進んでいると、歴史家が意図した地勢的な意味のみならず、心を潤す風景も古代エジプト文明を育んだゆえんであるように思えてくる。
【取材協力】
エジプト政府観光局
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
人生観、変えてみる?
偉大なるエジプト!
2018.11.15(木)
文・撮影=古関千恵子
RANKING
- HOURLY
- DAILY
- WEEKLY
- MONTHLY