世界最大の石造建築物ピラミッドの内部を上ってみよう。ツタンカーメンの煌びやかな宝物を間近で見てみよう。古代エジプトのファラオたちが成し遂げた偉業を、およそ5000年の時を超えた今、体験できるのはまさに奇跡!
偉大なるエジプト体験は時を超越して人の心を動かし、価値観さえ変えてしまう。2017年10月から直行便が復活し、日本からカイロへは約14時間。ファラオたちの栄華が花開く地へ、ひとっ飛びだ!
まずは三大ピラミッドへ!
![ナイル川流れる首都カイロ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/-/img_dd96c2c0418f8616554e79eaf3090b9e116441.jpg)
エジプトの首都カイロには、見てみたいものが目白押し。なかでも代名詞的存在のギザの三大ピラミッドは、カイロから西南西へ約12キロ、ナイル川を越えた西岸に位置する。
![エジプト旅行最大のハイライト、ピラミッド&スフィンクス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/6/-/img_865a7047c7722d3799b80cb0c1bb16c1221154.jpg)
紀元前2550年頃の古王国時代、ナイル川の河岸段丘の強固な台地に築かれた、ギザの3つのピラミッド。過去に大地震をこうむっても崩壊することなく、世界最大の石造建築は砂漠の中に威風堂々とそびえている。
![少し離れた位置から3つのピラミッドを一望に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/c/-/img_7ca13fddd99a316011da5b8f46e7b7b4134182.jpg)
このうち最大の大きさを誇るのがクフ王のピラミッド。
ガイドさんによると、軽くても1~2トン、下層部は3~7トンもある石灰岩を230万個(諸説あり)、210段も積みあげてある。
巨大な石灰岩はルクソールから船で運び、滑車などは使わずに人々の力で引き揚げられた。構築にかかった月日は約20年。
![近くで見ると、巨岩を積み重ねた壁面のぎざぎざがわかる。かつては化粧板で覆われ、白く輝いていたという。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/-/img_a1227f745b45663725663c5febb25855120444.jpg)
現在の高さは約136メートルだが、もともとは約147メートルもあり、現在はかつての高さをてっぺんの針が示している。かつては石灰岩の化粧板で覆われ、全体が白く輝いていたそうだ。
砂漠に燦然と輝く白いピラミッド、想像するだけで神々しい。
2018.12.31(月)
文・撮影=古関千恵子