ヘアケア一筋に70年以上
パンテーンが築いた信頼
vol.47_PANTENE
今回はCREA世代にお馴染みのヘアケアブランド「パンテーン」をブラ魂! とても歴史のあるブランドで1945年、世界初のパンテノールを配合したヘアトニックを発売したことに始まる。スイスの製薬会社によって開発され、ヨーロッパの高級百貨店だけで販売されていたこともありプレミアムなヘアケアとして話題に。その評判は瞬く間にアメリカに広まり、爆発的な人気を博したという。
「パンテノールはプロビタミンB5とも呼ばれ、古くから傷の回復を早くするとして注目を集め、肌あれを防止する薬や目薬などに配合されている成分。ある“発見”からヘアケアにも有効であることがわかり、パンテーンのすべての製品にパンテノールを主要成分とした独自のプロビタミン処方が採用されています。パンテーンの名前の由来もここから」と話すのはP&G ヘアケア部門 コミュニケーションマネージャーの南部かおりさん。
ボトルに描かれた黄金色のカプセルがその印。70年以上にわたり守り続けてきたパンテーンの“勲章”だ。最新のプロビタミン処方は、髪一本一本の内部構造へ浸透するのが特長だという。シャンプーしただけで指通りがするんするん、コンディショナーで仕上げた髪の毛先までしっとりのなめらかさ、乾かすとさらさらのまとまりのよい髪へ。使い続けるほどに髪質が良くなっていく感じはこの処方のおかげかも。
「国によって髪質がさまざまで水も違うので、同じ製品でも使用感や仕上がり感はその国に合わせて処方しています。香りの強さも違います」(南部さん)
そこまで考えていたとは! さすが世界180カ国で展開するグローバルブランドの細やかさ。その強みは研究開発でも。
「世界各地のラボや外部の研究機関と独自のネットワークがあり、各国の研究員が積極的に協力する体制はどこにも負けない自信があります! お客さまのニーズに応えるためにヘアケアのリサーチを行ったり、消費者テストは時間と投資を惜しまず徹底的に。ここから新しい製品が開発されることも多いんですよ」(南部さん)
2016年に発売されたトリートメントとコンディショナーのステップを1本に集約した通称“トリコン”はまさに時短派の声から生まれた名品。そして今年4月、待望の新ラインが!
2018.06.29(金)
文=吉田昌佐美
撮影=吉田健一