360°を見渡す写真でヴァーチャルな関西旅行

 アジア主要国をはじめとする海外からの観光客に関西3都市の魅力をアピールするウェブサイト「大阪・京都・神戸 黄金路線360°」が話題を呼んでいる。

 このサイトは、中国語(簡体字・繁体字)、英語、韓国語に対応。タイトルの「360°」は、大阪・京都・神戸の観光情報をあらゆる観点から伝えるというコンセプト、そして、キーコンテンツに「360°写真」を持つというセールスポイントを表現している。

中国語サイトは6月5日、英語・韓国語サイトは6月29日にオープンしたばかり。数多くの外国人ツーリストに、関西ならではの文化や自然に触れてもらいたいものだ

 目玉コンテンツは以下の2つ。

 まずは、「モデルルート案内」。3都市が擁する魅力的なスポットをさまざまな観点からピックアップし、ツーリストが効率的にスポットを巡ることができるよう、1日単位のモデルルートを設定して案内する。ここには、関西訪問は初めてというビギナー向けルートからリピーター向けのテーマ別ルートまで、多彩なプランが用意されている。

 そして、前述の「360°写真」も面白い。大阪・京都・神戸が誇る観光スポットを、360°画像にして紹介。切り取られた一方向からの写真ではなく、周囲の風景を全方位的に写し込む技術を用いて撮影した写真を通じて、ウェブ上でありながら、まるでその地に実際に旅行したかのごとき体験ができる。

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2012.07.05(木)