18世紀後半の李氏朝鮮国王「イ・サン(正祖)」の護衛武官であり、最高の武人と呼ばれた男の成長と活躍を描いた韓国ドラマ「ペク・ドンス」がDVDリリース。主人公・ドンスを演じるのが、韓国にて2011年上半期No.1ヒットを記録したドラマ「笑ってトンヘ」の主演で一躍注目を浴び、現在、人気急上昇中のチ・チャンウク。甘いマスクで日本でもブレイク必至のNew韓流スターの魅力に迫る!

脚本家とともに創作した主人公のキャラクター

――今回チャンウクさんが演じられたペク・ドンスは実在の人物ですが、彼のことは知っていましたか?

 実在した素晴らしい武官ということは初めて知りました。多くの視聴者もこのドラマを通じてペク・ドンスの全体像を知るようになると思ったので、最初はプレッシャーでしたね。そのため、脚本家の方とたくさん話をすることにしました。そして、最初はとてもそそっかしい性格で軽々しい感じの彼が、武士としてだんだん成長していくところを見せたいということになり、キャラクターを創作しました。だからあえて、ドンスが試練を乗り越えたときなどは、マヌケな姿も見せているんです。

――劇中では、剣術、乗馬、弓などのアクションシーンが登場しますが、これらのアクションをするにあたって、気をつけたことや準備したことはありますか?

 正直、いろいろと準備しました。まず、アクション。スクールに通って乗馬や剣術を学びました。乗馬はさほど練習していませんが、もともと馬に乗るのが好きだったというのもあって、現場でたくさん乗っているうちに上手になりました。でも、剣術はかなり難しかったですねぇ。僕は剣道の経験もないので、最初はとてもぎこちなかったです。でも、武術監督をはじめ、チームの方がとても上手に教えてくださったおかげで、だんだん慣れました。この経験が今後、アクションシーンを演じる自信に繋がったと思います。

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2012.06.18(月)
text:Hibiki Kurei