“おふろ”感覚の温泉で
気軽に癒されるモン

 九州にはクオリティが高く全国に名を馳せる温泉地が多数あるが、中でも熊本は県内に数多くの温泉が点在し、そのほとんどが女性好み。

くまモン(熊本県の営業部長兼しあわせ部長)
2011年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに誕生。やんちゃで好奇心いっぱいの、オスじゃなくて男の子。 今回は熊本県内で、観光列車に乗って訪れる女性向けの温泉地を推薦してくれた。(C)2010熊本県くまモン

 「泉質もさまざまで『美人の湯』『癒しの湯』『子宝の湯』に分類されるんだモン。熊本では温泉のことを“おふろ”と呼んで、いつでも気軽に入っているモン!」とくまモン。

 また、県内各地に観光列車が走り、鉄道の旅を楽しんだあとの目的地が温泉地という場合も。今回は乗車するだけで心躍る観光列車に乗って訪ねる、ひとりでも楽しい温泉地をくまモンオススメのコメントとともにご案内。次の休暇はぜひセットで計画してみて。

球磨川を望む絶景の温泉も
オススメだモン!

◆「SL人吉」「かわせみやませみ」「いさぶろうしんぺい」× 人吉温泉

熊本~人吉間を走る現役では日本最古の蒸気機関車、SL人吉。

 県南エリアにある人吉は、日本遺産にも認定された日本でいちばん豊かな隠れ里。清らかな球磨川の水が育む鮎や鰻、米を原料とする球磨焼酎など、食いしんぼうには魅力満載の土地で、源泉も50数カ所にある。

球磨川沿いを走るかわせみやませみの車内は、人吉球磨産木材の檜や杉などが使われている。

 泉質は弱アルカリ炭酸泉など、しっとりとしたやさしい肌触りは女性好み。市内には気軽に利用できる公衆浴場が20数軒、さらに球磨川沿いには多くの温泉宿があり、それぞれ檜風呂や露天風呂、石積み風呂など趣向をこらす。

いさぶろうしんぺいの展望ラウンジには魅力的なパノラマ窓が。

 球磨川を眺めながらのんびりと観光列車にゆられ、辿り着くと温泉が待っているなんて贅沢の極み!

人吉温泉の泉質は、弱アルカリ炭酸泉など、しっとりとした女性好みのやさしい肌触り。

2018.04.02(月)
文=CREA編集部

CREA 2018年2・3月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

CREA 2018年2・3月合併号

ひとりに優しい宿こそ、いい宿でした
楽しいひとり温泉。

定価780円

2017年2月号で大好評だった「ひとり温泉」特集が戻ってきました。あるスタッフはこの1年、ほかの旅取材をしていても「この近くに、ひとり温泉にいい宿はないだろうか?」とアンテナを張り巡らせていたそう。そんな日々の努力が実って、今年も、ほぼ新規の宿ばかり100軒以上ピックアップ。今年も保存版ができてしまった予感。