世界の富裕層にはカンボジアとミャンマーが人気
――開催6回目を迎えて手ごたえはいかがですか?
商談会の規模はどんどん大きくなっています。今年はこれまでで最大規模で、400以上の出展企業と400名以上のバイヤーが参加します。非常に有益なセミナーやフォーラムも用意し、参加する出展者とバイヤーが交流できる場をたくさん設けています。いつもそうですが、地域の選りすぐりのバイヤーを招待しています。イベントの質を保つために、彼らを選択する基準は非常に厳しいものです。毎年、30%から40%のバイヤーは新規参入となっています。
――セミナーやフォーラムはどんなものが開かれますか?
今回は起業家のみなさんを招聘して、ラグジュアリー・トラベルの起業について話していただきます。旅行だけではなく、ラグジュアリー・ブランドやプロダクトもプロモートしていく予定です。というのは、私どもの目的は、旅行だけではなく、ラグジュアリーなライフスタイルそのものを確立することだからです。
――世界の富裕層の旅行トレンドは?
まずアジアでは、カンボジアとミャンマーが人気です。最近人気が出てきたのは南米で、特にブラジルとアルゼンチンですね。他では体験できないようなものを求めて旅行する人が増えています。
――内戦が終わったスリランカは?
人気が出始めています。それから、ブータン。ビザも緩和されたし、バンコックやシンガポールなどからのエアルートが増えたことも人気の要因でしょうね。アマン リゾーツなどの素晴らしいホテルもありますし。もちろん、中国も相変わらず人気ですね。
――あなたの目から見て、これは凄いという旅行はありますか?
北極と南極に行く旅行でしょう。シルバーシー・クルーズが北極クルーズを2年前から売り始めましたが、すぐ完売しましたね。それから、アフリカの西海岸。来年がいちばんオーロラがよく見えるということで、ノルウェーのオーロラツアーも面白い。南アフリカのサファリも相変わらず人気です。
2012.03.30(金)