ILTM(インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット)Asiaは、毎年カンヌで開かれている世界で最も権威のあるラグジュアリー・トラベル商談会ILTMのアジア版です。毎年6月に上海で開かれるILTM Asiaは、今年で6回目を迎えます。
それがどれほど凄い商談会なのか、昨年の例で見てみましょう。
ラグジュアリー・トラベルの出展者は372。名だたるホテル、クルーズ、サファリ、旅館……などなど、いずれも腕(?)に覚えのある豪華な旅の演出者、粒揃いのサプライヤーたちです。日本からはもちろん、全世界からやってきて出展します。
それに対してバイヤーはと言えば、日本、オーストラリア、シンガポール、香港、中国、韓国、台湾、ロシア、インド、中東諸国、欧米諸国など全世界から370人!
ラグジュアリー・トラベル業界の超一流のバイヤーがこれだけ揃う機会は、カンヌ以外にはありません。
昨年は3日間の商談会で、合計1万9100ものアポイントメントが実施されました。1バイヤーは平均で50ほどのアポイントをこなしたといいます。
「CREA Traveller 春号」ですでに報じた通り、CREA Travellerは主催者からの依頼を受けて、ILTM Asiaの公式なメディアパートナーとなりました。日本で選ばれたのは2誌だけですから、とても名誉なことです。
去る3月6日、マンダリンオリエンタル 東京にて、主催者が来日してILTM Asiaの説明会が行われました。次のページで、主催者側のAlison Gilmoreさんのインタビューを記します。今年注目の旅先も伺いました。
<次のページ> 世界の富裕層にはカンボジアとミャンマーが人気
2012.03.30(金)