第3次こけしブームをさらに盛り上げるか

 現在、静かな人気を呼んでいる民芸品が、こけしである。最近では、こけしと出逢うために東北を旅する女性も少なくない。その第3次ともいわれるブームに沸くこけしの世界に、まったくもって意外な人物たちをモデルとした新作が登場した。

「コシノ三姉妹こけし 小/紙箱入り」¥15000。左から、「ヒロコさん」「ジュンコさん」「お母ちゃん」「ミチコさん」。身長は、お母ちゃんが150㎜、三姉妹は各120㎜

 そのモデルとは、NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」でもおなじみ、コシノ家の女性デザイナーたちである。つまり、母の小篠綾子、そしてコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコの三姉妹がこけしになったのだ。もちろん、三姉妹からの公認を受けている。

 このプロジェクトを仕掛けたのは、日本の技術と美意識を再構築し、日本の“ものづくり”プロデュースを行うクリエイティブ集団「丸若屋」。その丸若屋と「津軽こけし」職人との「コラボレーション」で、コシノ三姉妹こけしは誕生した。「お母ちゃん」と「コシノ三姉妹」の4体セットでシリーズが展開される。

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2012.01.20(金)