懐石料理の名店がてがける
究極のウニ丼を堪能

◆萩の和食 懐石料理あじろ

 萩グルメの大きな楽しみのひとつが、日本海でとれた新鮮なウニ料理。そこでぜひ賞味すべきなのが、こちらの懐石料理店が考案したウニ丼。小泉純一郎元総理が萩に立ち寄ったときに提供したことがきっかけで誕生、その味わいに感動した総理が「一味真御膳」と命名したとか。

ウニ丼、刺身、茶碗蒸し、小鉢が2品ついた「一味真御膳(いちみしんごぜん)」4,500円。

 生のウニをとじた玉子と合わせ、ウニがレア状態になることで、旨みと香りをひきたたせた。ごはんは白米ではなく、上品な出汁で炊かれたおこわ。料理人の手により、ひと味もふた味も違う品格が漂うウニ丼。萩を訪れたらぜひとも賞味したい。

萩の和食 懐石料理あじろ
所在地 山口県萩市南片河町67
電話番号 0838-22-0010
営業時間 11:30~14:00、17:00~21:00
定休日 水曜
http://ajiro.net/

“ひと口惚れ”もあるかも!?
角打ちスタイルで見つける、萩の銘酒

◆萩SAKAYA

有機栽培農法で作られているイセヒカリの米を使った「長門峡 イセヒカリ」1,730円、キンキンに冷やして飲みたい極甘口の「八千代 Bd-14」1,300円、明治時代より伝わる幻の米“穀良都”を使った「長州浪漫 特別純米酒」1,560円、2016年12月に山口県で行われた日露首脳会談の際にプーチン大統領も絶賛したという逸品「東洋美人 壱番纏」3,600円、酸味と甘みのバランスが絶妙な「長陽福娘 山田錦」1,790円。

 萩で唯一の、お酒のセレクトショップ。地酒から世界のワインまで幅広く扱うこのお店では、「角打ち」を楽しみながら、自分にあったお気に入りのお酒を選ぶことができる。「角打ち」とは、店の一角で升酒を立ち飲みする昔ながらのスタイル。

2階の“KAKUUCHI”スペース。毎月第1土曜日は、1,500円で飲み放題のイベントを開催。店主セレクトの地酒からワインまで豊富に登場する、お値打ち企画で人気。

 こちらでは、半合から飲み比べOK。2階の落ち着いたスペースで、知識豊富な店主と相談しながら、「角打ち」ならではの、お酒との一期一会を愉しんで。

萩の手ぬぐい専門店「岩川旗店」とコラボレートした限定セットはお土産に最適。「東洋美人 手ぬぐい包み」300ml×2本 2,160円。
お店の奥には、専門店顔負けのワインセラー“KURA”が。世界からセレクトされたワインのほか、広島産など、山口県近隣の日本ワインも取り揃える。

萩SAKAYA
所在地 山口県萩市土原522-1
電話番号 0838-22-8127
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
http://www.0838sakaya.net/

 次ページでは、萩の土産におすすめしたい、萩焼の店と、ごま油専門店を紹介。

2017.09.09(土)
文=吉村セイラ
撮影=佐藤 亘