優しくブラッシングして、さらに手厚くケア

 そして、オイルと一緒に使ったのが、ベビー用コーム。

 オイルでふやかした後やシャンプー後に、軽く櫛を通すと、ふやけたかさつきがぼろぼろとはがれてきます。これはもう結構な量で小さな頭いっぱいに、気持ちいいくらいの量が取れました(とはいえ、無理にはがすと頭皮が炎症を起こしてしまったりするので、あくまで優しく!)。

KELLER社は1969年創業のブラシ専門メーカー。専門的なブラシから一般的なブラシまで、多くの種類のブラシを手掛ける

 写真はリビング・モティーフで見つけたドイツのKELLER社のコーム。ウッド製で温かみがあるうえ、角が丸くなっているので、ベビーの柔らかい皮膚を傷つける心配がありません。

 お揃いで、ベビーブラシも購入。こちらは極細のヤギ毛が使用されていて、驚くほどの柔らかさ。

 頭皮ケアの仕上げにこのブラシでとかすと、髪の毛がたちまちツヤツヤになります(しっとりと撫でつけられたヘアスタイルは、柄にもなく“いいとこの坊ちゃん”風になって、これまた笑えます)。

 出産後、病院で沐浴実習を受けた時には「ベビー用の櫛やブラシなんて、贅沢だから必要ないわ」と思っていた私ですが、一度使ったらすっかり病み付きになってしまいました。

 どちらも1000円前後とお手頃ですし、必要なものを順にそろえていくと、どうしても後回しになってしまうアイテム(なのに、必要になる!)なので、子供を産んだばかりのママ友へのちょっとしたプレゼントとしても重宝です。

 店舗はもちろん、オンラインでも購入できるようなので、よければチェックしてみてください。

 話がそれましたが……夜はこのようにオイルケア→シャンプー→ブラッシング。そして、朝起きた時にも、温かいタオルで額周りなどをふいてあげていたら、かさぶた状の湿疹はだいぶ改善しました。

 ちなみに、皮膚科の先生によれば、頭皮のケアだけでなく、頭が痒い赤ちゃんはシーツやお母さんの衣類に顔をこすりつけたりするそうなので、シーツはコットン製で凹凸のないつるりとした表面のもの、抱っこするときには男性用のワイシャツのような織の細かい綿シャツを選ぶなど、寝具や衣類にも気を使ってあげると治りが早いそうです。

 頭全体の湿疹は完治するのにもう少しかかりそうな息子ですが、1歳ころまでにはほとんどの子供が治ってしまうとのことなので、先生のアドバイスに従って、気長に付き合っていこうと思います。

リビング・モティーフ・オンラインショップ
URL www.livingmotif.com/shop

Column

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2012.02.04(土)