スパのメニューもミクスカルチャー!
「マンダリン オリエンタル」といえば、一時的なラグジュアリー体験に終わらない本格的なトリートメントで有名。マカオにも、「フォーブス・トラベルガイド」で4年連続5ツ星を獲得している名スパがある。ここでぜひ受けたいのが、中国とポルトガル文化が入り交ざるマカオならではのオリジナルメニューだ。
「マカニーズ・ドラゴン・エクスペリエンス」は、スチームシャワーとジャグジーを完備したスイートルームで行われる贅沢なメニュー。クローブとマンダリンを使ったバイタリティバスに浸ってリラックスした後、中国のメディテーションボール「健身球」と独自の手技を組み合わせたリンパマッサージで全身をほぐされれば、いつしか深い眠りに。
「スパイス・オブ・ポルトガル」は、はじめにクローブやオレンジを使ったプロダクトによるヘッドマッサージで五感を刺激した後、肌をスクラブ。スクラブ剤をシャワーで流した後は、ホットストーンマッサージ。マッサージに使うローズマリーのエッセンシャルオイルには、生姜やブラックペッパーがミックスされているけれど、スパイシーな刺激を感じることもなく、ぽかぽかと身体が温まる。
もうひとつ、世界中のマンダリンのスパの中でも、マカオが唯一となるトリートメントメニューが、妊婦さんのために特別に開発された「Mum to be」。体調を考慮してトリートメント時間は1時間とやや短めながら、満足度は高いと大好評だ。
「Mum to be」はカウンセリング時に好みのオーガニックオイルをセレクト。ママとお腹の赤ちゃんが一番リラックスできる横向きになって、ふわふわの抱き枕を抱きながらオイルトリートメントがスタートする。
腰痛に苦しむ妊婦さんには優しいストロークで背中と腰をもみほぐし、仕上げにはローズウォーターとアロエベラでフェイシャルマスクも。マスクの保湿成分がゆっくり肌に浸透している間も、足や首、頭皮などのオイルマッサージを行うという、充実の内容だ。
見た目でも楽しめる極上のアフタヌーンティーに、ほかでは味わえない独特のトリートメント、眠る直前まで楽しませてくれるアロマの香り。このホテルが女性に選ばれるのは、ただカジノがないからというだけではなく、多くの理由がある。
澳門文華東方酒店(マンダリン オリエンタル マカオ)
所在地 皇朝区孫逸仙博士大馬路
電話番号 08805-8888
http://www.mandarinoriental.co.jp/macau/
【日本での予約・問い合わせ先】
マンダリン オリエンタル ホテル グループ 日本リザベーションオフィス
フリーダイヤル 00531-650-487
2016.10.05(水)
文・撮影=芹澤和美