世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第137回は、小野アムスデン道子さんがシドニーとその周辺の魅力に迫ります!

シドニーは週末弾丸旅行にもぴったり!

「ビビッド・シドニー」では、世界遺産のシドニー・オペラハウスにも、オーストラリア先住民のアーティストによるプロジェクションマッピング作品が投影された。

 日本が暑い夏なら、南半球は真逆の冬。と、言ってもシドニーの冬は平均最低気温が8℃、晴れれば、お昼は20℃ぐらいまで気温も上がって過ごしやすい。

開園100周年のタロンガ動物園の入り口。

 5~6月には、毎年、冬のシーズン到来を告げる光と音楽とアイデアの祭典「ビビッド・シドニー」が開催される。夜になるとシドニー・オペラハウスやフェリー・ターミナルがあるサーキュラー・キー、ダーリング・ハーバーを中心に街のあちこちが美しく光り輝いて、涼しいシドニーもまたよしと実感させられるイベントだ。

絶滅危惧種の動物たちが動くマルチメディア彫像になって輝く。

Vivid Sydney(ビビッド・シドニー)
URL http://www.vividsydney.com/

 成田・羽田から直行便が飛ぶシドニー。飛行時間は9時間半ほどで、どの便も夜に出て朝到着。時差が1時間しかない(日本が1時間遅れ)のも楽ちん。羽田発着なら、復路も夜に出て、早朝に到着するので、週末を利用した弾丸旅行も可能な行き先だ。

 今回のシドニー旅の目的は、街中が光り輝く「ビビッド・シドニー」、シドニーらしいグルメ巡り、そしてハンター・バレーでのワイン三昧。

左:ホテルを出てすぐそこにシドニー・ハーバー・ブリッジが。目の前をたくさんの船が行き交う。
右:とてもモダンなのに、木を使っているからナチュラルで落ち着く「ピア・ワン・シドニー・ハーバー、オートグラフ コレクション」の客室。

 「ビビッド・シドニー」の見物ポイントでもあるシドニー・ハーバーのほとりにある「ピア・ワン・シドニー・ハーバー、オートグラフ コレクション」に泊まる。

 ハーバーに面して水上に立つ100年近く前に建てられた建物を改装したデザイナーズホテルだ。ヘリテージな雰囲気を漂わせながら、館内はオーストラリアらしくモダンでお洒落。天井や壁に木を使った真っ白な客室では、ビーチハウスに泊まっているような気分を味わえる。

Pier One Sydney Harbour, Autograph Collection
(ピア・ワン・シドニー・ハーバー、オートグラフ コレクション
)
所在地 11 Hickson Road, Walsh Bay NSW 2000
電話番号 02-8298-9999
URL http://www.marriott.co.jp/hotels/travel/sydak-pier-one-sydney-harbour-autograph-collection/

2016.08.09(火)
文・撮影=小野アムスデン道子