塊肉! 魚! 野菜! 火を見ながら焼きあがりを待つ楽しさがいい
焼きあがった「ポルケッタ」は旨みをぎゅーっと閉じ込めてジューシーな仕上がりに。
忘れてはいけないのがポルケッタの焼きあがり時間を聞くこと。初訪問なら絶対に食べてほしい。
「ポルケッタ」とはローズマリーやナツメグ、コリアンダーなどをペースト状にしたハーブを豚肉で巻いてローストしたもの。こちらではイタリア直輸入の秘伝のスパイスを使っています。
これがとろっとろの脂とジューシーな肉に合うんだな。媚薬でも入っているのだろうか? と思ってしまうほど。
たこ糸を外して、いよいよ切ります! 目が釘付けの瞬間!
とろっとろでジューシーな焼き上がり。10年以上かけて納得のいくスパイスを見つけた。
これを低温のオーブンで2時間ゆっくり火入れして、仕上げに炭火で表面を香ばしく焼き上げる。「塊肉で焼いて切り分けた方が1枚ずつ焼くより断然おいしい」という樫村シェフ。
250g前後あるポルケッタは3人でシェアするのがちょうどいい。フレッシュなハーブ野菜とともに。
1日2回、その日の予約時間を見計らって焼くポルケッタ、目の前で焼きあがるのを見ているとオーダーせずにはいれなくなります。
焼きあがる様を見ているっていうのは食欲をそそりますね。新鮮な魚や野菜は余計なことは一切せずに焚き火で焼くだけで十分。
炭で焼いたアスパラはこんなにシャキシャキしているものなのか? 「こんがり小ヤリイカとグリーンアスパラガス」(1,000円)
できたてホヤホヤをいただく幸せ、本当にたまりません。見て、食べて、楽しむ! いいでしょ! この店!
今が旬のヤングコーンはひげも美味しい。塩味は生ハムで。
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- 文・撮影=高橋綾子
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