みんなで登りたい新たな「山」!

インパクト大の“肉”ロゴ! さあ、扉を開けてみて。

 肉ブームを牽引してきた「肉山」の光山氏完全プロデュースの新店が下町・谷中に誕生! しかも、一頭買い焼肉の名店「醍醐」とのコラボというではないか。否応がなしに期待が高まる。

 千駄木駅を団子坂方面に出て、さんさき坂をてくてく。菊見せんべいやいせ辰など、下町の名店がならぶ一画に、突如現れたのは、“肉”と書かれた謎の店。その名も「肉と日本酒」!

 実はここ、システムがとてもユニーク。完全予約制で、20名以上45名までの1日1組のみ(週末は昼夜の2回転)。焼肉と日本酒をセルフで楽しんでもらうというスタイルで、料金は2時間30分(15分前ラストオーダー)、6,500円ぽっきり!

 ということで、2016年4月4日のオープン以来、連日満席。すでに9月まで予約が埋まっているという驚きの新店なのだ。そしてこの日も、肉と日本酒が大好きな猛者(笑)どもが集結した。

大きなテーブル席のほか、4~5人で利用できるボックス席が4つ、奥には座敷席も。

 冷蔵庫には、光山氏が集めてきた日本酒がずらり。なかには十四代や飛露喜など、人気の銘酒も見られるからすばらしい!

 焼肉には「プハ~ッ!」が欲しいよねという人のために、ビールも3銘柄を用意。

ラインナップは日に寄って変わります。スタッフからおすすめを聞いて。

 さてさて、団体戦だもの、楽しいひとときを過ごすためのちょっとしたルールがある。

(1) グラスは1つ!
 卓上にある湯のみは水、もしくは麦茶(ちゃんと煮出した麦茶で、けっこううまい)用。“肉”と書かれた通称「肉グラス」はお酒用を各人1個使用で。マイグラスの管理をよろしく!

(2) 出したら仕舞う!
 冷蔵庫から出し、各自のグラスに注いだら、速やかに冷蔵庫に戻す! お燗もセルフで。

(3) 飲み残しあかん!
 貴重なお酒は飲み残し厳禁。そして、具合が悪くなるほど(周りに迷惑をかけるほど!)酔うのもNG。

 これらをきちんと守り、かつ、楽しく飲んでいると見受けられたら、

 「おっ、なかなかいいグループやん。それじゃ、こんなのも出しちゃおうかな」

 という粋な計らいもあるらしい。

さあ、肉グラスで乾杯~~~!

2016.05.09(月)
文・撮影=Keiko Spice
写真協力=長友洋介