今回、ご紹介するのは白金のパティスリー「メゾン・ダーニ白金」のガトーバスクです。

 ガトーバスクというのはフランスとスペインの国境に位置するバスク地方の伝統的な焼き菓子。アーモンド入りの生地の香ばしさと、カリッ、ザクッとした食感に特徴があります。

 私はこのお菓子が大好きで、フランスやスペインに行くと、行く先々で食べます。日本でもガトーバスクを作るパティスリーはけっこうあって、みつけると必ず買って食べてみます。

ガトーバスク。ブラックチェリーのコンフィチュールがクッキー生地のおいしさを引き立てます。本場バスクでも、こんなにおいしいガトーバスクはめったにない。

 そんな私が、どこのガトーバスクが一番好み? と聞かれたら、答えは東京の「メゾン・ダーニ白金」のガトーバスクなのです。ヨーロッパで食べて、おいしいと思ったガトーバスクを超えている味だと思います。

 ガトーバスク プレーン(450円)は、ブラックチェリーのコンフィチュールが入っています。クッキー生地のバターの風味と甘みと、ブラックチェリーの甘酸っぱさのみごとなマッチング。しっかり焼き上げられていて、しっかり甘い。焼き菓子はこうでなくっちゃ! と思います。

 このガトーバスクを作っている人は、ガトーバスクが本当に好きで、ガトーバスクをとても大切に思っているのだな、ということが伝わってくるのです。

2種類を2つずつ箱に入れてもらうとこんな感じ。シンプルで洗練された手みやげとして、仕事関係者とか、男性への手みやげリストにも加えておきたい。

2016.07.11(月)