イスタンブール‐ドゥブロヴニク直行便が就航

アドリア海に面した赤煉瓦屋根の家並みが美しい街、ドゥブロヴニク。

 2016年5月12日、ターキッシュ エアラインズが、トルコのイスタンブールからクロアチアのドゥブロヴニクへ、新規就航した。

 首都ザグレブに続き、クロアチアでは2都市目の就航となる。当初は火・木・土曜の週3便、5月31日からは週5便、8月29日からは週6便と増便する予定で、日本からのドゥブロヴニクへのアクセスがぐっとよくなった。新規就航を前にした5月10日に飛んだ、関係者のための特別チャーター便に搭乗した。

左:イスタンブールの搭乗待合室では、「Turkish Airlines」のフラッグが立てられたカップケーキと、機内でも楽しむことができる自家製レモネードがふるまわれた。
右:ショートフライトながら、この日はフライングシェフも乗務。機内食の他に、特製のアペタイザーがふるまわれた。ほかに、ドゥブロヴニクの古地図を模した巻物のメニューや、クロアチア製の石けんやキャンディも配られた。

 この日は、地元メディアのほかに、トルコ、カナダ、韓国、マレーシア、そして日本からの取材陣が詰めかけた。到着直後の歓迎セレモニーから、記者会見、夕方のカクテルパーティからガラディナーまで、この日は様々なイベントが続いた。

 ドゥブロヴニクが街を挙げて新規就航を歓迎する熱意が伝わってきたと同時に、街の皆さんの温かい歓迎っぷりに、早くも再訪したい気持ちにさせられた一日となった。

ドゥブロヴニクに到着すると、まずは、市長、ターキッシュエアラインズ関係者らがテープカット。
降りてくる乗客を出迎えるのは、地元ドゥブロヴニクの民族舞踏とライブ演奏。飛行機の目の前、つまり、立ち入り制限区域内で盛大なセレモニーが行われた。

 ドゥブロヴニクは日本からの旅の目的地としても近年人気急上昇中で、「アドリア海の真珠」と称される美しい街。

 特に、アドリア海に面して城壁に囲まれている旧市街には歴史的建造物も多く、赤煉瓦屋根の家並みと海のブルーとのコントラストが美しい。100年以上前に造られた美しいフォルムの船でアドリア海に繰り出し、沖合の美しい島々を訪れる観光ツアーも、ぜひ参加して欲しいツアーのひとつ。

2016.06.03(金)
文・撮影=たかせ藍沙