朝から幸せ気分のパーフェクト・ブレックファスト
空前のパンブームとなった昨今、常に話題を集めてきた、代々木八幡の「365日」というブーランジュリ。
そのオーナシェフである杉窪章匡さんが、2016年3月9日にカフェをオープンしました。店名は「15℃」。さて、一体どんな意味なのでしょう?
店は、その365日から徒歩30歩の近さ。ガラス張りの店内は光が差し込んでいい雰囲気。引き戸を開けるとおいしい匂いが漂います。
メニューは、朝、昼、夜で変わります。まずは、7時~11時に提供される朝食。
以前、365日のカウンターで提供されていた朝食メニューが移行し、バージョンアップ!
一番人気のメニュー「365日」(1,050円)は、トーストかごはんが選べますが、やはりここはトーストで。あえてバターは付きません。
目玉焼きやスモークサーモン、サラダをおかずにごはん感覚でいただけるし、季節野菜のポタージュ(この日はキャベツ)にディップしてもいい。というか、パン自体がリッチな風味だからバターは不要なんですね。
ほかに、「さかな」(1,250円)、「おにぎり」(900円)、「クロックマダム」(1,000円)、「グラノーラ(ドリンク無し)」700円があり、パン食にはコーヒー(アメリカーノ)、ごはんの場合はほうじ茶が付きます。
11時~19時には、注文を受けてから作るサンドイッチやハンバーガーをラインナップ。なかでも、店名を冠した「15℃バーガー」(1,490円)は、押さえておきたい一品。
パテにチリビーンズ、チェダーチーズ、ハラペーニョ、そしてヨーグルトソースがバランスよくまとまり、杉窪流のバンズにマッチ。
「ジャンクフード的に食べてほしくないんです」と杉窪氏。
「フレンチフライ」(300円)には、ケチャップじゃなく自家製のトマトソースを添えて。使用しているすべての野菜は、契約農家から直に仕入れるオーガニックや無農薬、最低でも減農薬のもの。
さらに、ソースやハム、ベーコン、パテなど、すべての素材はここで作られているんです。なんと、ヨーグルトも!
実は、15℃は調理場を中心に、冷凍冷蔵庫、コールドルーム、食材の下処理の部屋もあり、一流レストラン並みの厨房施設が備わっています。
その広さはダイニングの約2倍! 杉窪氏のラボともなっているわけです。
ランチのサンドイッチやハンバーガーはテイクアウトも可能なので、代々木公園に持って行ってピクニックなんていうのもいいかもね♪
2016.04.20(水)
文・撮影=Keiko Spice