ハワイのほろ苦い青春を彩る老舗バー
スイーツを食べて胃を活性化させたら、1983年創業の「ライアンズ・グリル」へGO!
場所は、ワイキキから北西に位置するカカアコエリアにあるショッピングセンター・ワードセンターズの中。バーも併設されたアメリカンスタイルのカジュアルダイニングです。
コンセプトは、アメリカンスタイルとハワイアンスタイルの融合で、“ライアン”というネーミングもアメリカで80年代に流行した名前から付けたというこだわりぶり。
地元ロコの間では、青春の憩いの場としても知られており、30年以上にわたり様々な出会いと別れが繰り広げられた甘酸っぱい思い出の地でもあるのです。
そんな異国の青春の雰囲気を感じつつ食べてほしいのが、ハワイ定番のローカルフード、ロコモコです。あまりの美味しさに評判が評判を呼んで、日曜日の限定メニューからレギュラーメニューに昇格しちゃいました。
オアフ島産の卵を使った目玉焼き、ハンバーグ、ライス、とシンプル・イズ・ベストなロコモコですが、アメリカンだけにとにかくビッグサイズ。しかもパテは、アメリカで育てた和牛を指す“神戸スタイルビーフ”を使用。アメリカで80年代に流行った神戸牛の味を意識するなど、妥協を許さぬ一品です。
さらに目玉焼きの上にあるのは、酢漬けオニオンのフライ。その酸味がアクセントになり、気がついたら完食というマジカルを起こします。
2016.03.09(水)
文・撮影=「ハワイに恋して」