CULTURE

近年の朝ドラから消えた「ある台詞」とは…？『ブギウギ』に見る、ヒロイン像の“新しさ”

「ええんちゃいますか、逃げても。どうにもならんことって、ありますねん」　10月2日からスタートした連続テレビ小説『ブギウギ』（NHK総合）の主人公・スズ子（趣…

夫の葬儀から2か月後に乳がんが発覚上島竜兵の妻・上島光がつらかった出来事と向き合い続けるワケ

〈「竜ちゃんは私じゃなくて、志村さんと結婚したの？」28年間ともに暮らした妻・上島光から見た、上島竜兵と志村けんの特別な師弟関係〉から続く　平成から令和にかけ…

喜び、哀しみ、楽しさ、苦しさ――。忘れていた原点『ふたつの時間、ふたりの自分』柚月裕子エッセイ

　このたび刊行となったエッセイ集は、デビューしてから十五年のあいだに書いたものだ。　改めて見ると、思っていた以上にあり、なかには書いていることを忘れているもの…

俳優・成河が語る、演劇への危機感 「入場料金が1万円。このままでは 日本の演劇は滅びる」【後篇】

　舞台『ねじまき鳥クロニクル』の初演は、インバル・ピント、アミール・クリガー、藤田貴大が演出、脚本、大友良英が音楽を手がけ、芝居、コンテンポラリーダンス、音楽…

「日本独自のものだと思う」 『ねじまき鳥』主演・成河が語る 村上春樹の「やれやれ」の“本質”

　圧巻の演技力と演じることへの情熱に溢れる俳優・成河さんだからこそ、キャストにその名前を目にした時、作品への期待感を膨らませてくれる。　そんな成河さんの次回作…

「人見知りで人前に立ちたくない」それでも稲垣吾郎（49）が“自分は俳優になれる”と感じた瞬間

〈「『世界に一つだけの花』のあとグループの仕事が忙しくなり…」稲垣吾郎（49）が30代前半に“本当はやりたかった仕事”〉から続く　11月10日に最新主演映画『…

「『世界に一つだけの花』のあとグループが忙しくなり…」稲垣吾郎が30代前半に“本当はやりたかった仕事”

　11月10日に最新主演映画『正欲』（監督：岸善幸）の公開を控える稲垣吾郎には「30代前半、もう少しやっておきたかったな」と今も思い残す仕事があるという。映画…

コロナ下でも一切ブレない通常運転ぶりに凄みを見た！ジェーン・スー『マスクは踊る』書評

　飄然と暮らすことが難しい時代になった。人間の抱える矛盾を受容した上で面白がったり、生活のあれこれを少し意地悪く観察したり、何事にも例外がある大前提を省略して…

8年越しのサマソニは「ざまあみろ」 「MOROHA」のアフロが『さよなら ほやマン』で映画初主演

　宮城県石巻市の離島を舞台に、漁師の兄弟と東京から来た漫画家の奇妙な共同生活と家族の再生を描いたヒューマンドラマ『さよなら ほやマン』。　オール石巻ロケを敢行…

イラストレーターが「こんなに買うようになってびっくり！」娘のお弁当に使える“穴の開いた”練りもの

　温かな切り口で日常を描くイラストレーターのたかぎなおこさん。2023年9月には、お弁当にまつわるコミックエッセイ『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』を…

【マンガ】ゆでるときはどかっと！娘に好きになってほしい“ほうれん草”のお弁当

　温かな切り口で日常を描くイラストレーターのたかぎなおこさん。2023年9月には、お弁当にまつわるコミックエッセイ『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』を…

【マンガ】「母が作るお弁当が大好きでした」たかぎなおこが42歳で出産した娘と夫に作る『お弁当デイズ』

　温かな切り口で日常を描くイラストレーターのたかぎなおこさん。2023年9月には、お弁当にまつわるコミックエッセイ『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』を…

「同居は私から提案したんです」イラストレーターたかぎなおこが語る卵や玉ねぎを借りるお義母さんとの生活

　今年でデビュー20周年を迎えたイラストレーター・たかぎなおこさん。長い作家生活では、一人暮らしやシェアオフィスに通う日々など、様々な変化がありました。現在は…

「ウインナーの切り方かわいかった」娘と夫のお弁当を5年　イラストレーターたかぎなおこの嬉しかった感想

　温かな切り口で日常を描くイラストレーターのたかぎなおこさん。2023年9月には、お弁当にまつわるコミックエッセイ『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』を…

軽やかで奥深い。不安な時代を生きる日本人への応援歌『田舎のポルシェ』（篠田 節子）

　篠田さんには二度、殺されたことがある。まず細貝（ほそがい）で。次に、さやかで。名字の時は登場人物の一人にすぎず逝き方もあっけなかったが、ファーストネームの際…

窪塚洋介がキングになるために 欠かせなかった「あの2時間」とは？

» 【前篇】「ヒーローの登場を願った20代を経て40代、窪塚洋介流『漫画の神様に学んだ世界をよくする戦い方』」を読む　見た目にしても、内面にしても、文句なしに…

ヒーローの登場を願った20代を経て 40代、窪塚洋介流「漫画の神様に 学んだ世界をよくする戦い方」

» 【後篇】「窪塚洋介がキングになるために欠かせなかった『あの2時間』とは？」を読む　“漫画の神様”手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった不朽の名作「火の…

「なにも考えないのは意外とむずかしい」松浦弥太郎が1日1時間、何も生まない“ぼんやり時間”を持つ理由

　戦争や気候変動、世界経済など不安なことが多い現代。既存の生き方では生きづらさを感じる人に、エッセイストの松浦弥太郎さんがおすすめするのは「エッセイストという…

「2022年は大きな決断をした」『暮しの手帖』編集長を退いた松浦弥太郎の“エッセイスト”としての生き方

　戦争や気候変動、世界経済など不安なことが多い現代。既存の生き方では生きづらさを感じる人に、エッセイストの松浦弥太郎さんがおすすめするのは「エッセイストという…

重くてつまらない日常の肯定『ばにらさま』（山本 文緒）

　基本的に物語というものは、生活を排除しがちである。ハリー・ポッターが洗濯する場面を読んだことがない。桃太郎がどんな服を着ていたのか、ほとんど知らない。恥の多…