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 山田風太郎さんの小説『八犬伝 上・下』をオールスターキャストで映画化した『八犬伝』では、八犬士の一人で「孝」の珠を持つ犬塚信乃として出演する渡邊圭祐さん。

 渡邊さんに親孝行エピソードや「もし1週間お休みがあるなら?」という夢プランを語っていただいた。

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お金持ちのイメージを持たれている

――信乃のような剣士の一面を見せたかと思うと、現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」では藤原頼通役もハマり役ですね。渡邊さんは非常に振れ幅の大きい俳優さんですよね。

 ありがとうございます。頼通は名家の息子なんですが、僕、王子様キャラというか、お金持ちの役が多いんです(笑)。

――確かに、そうですね!!

 お金持ち、御曹司とかの役が多くて。何だかそういうイメージを持っていただけているようです(笑)。

――『八犬伝』でいうと、信乃は自分にぴったりだったと思いますか? ほかにチャレンジしてみたい八犬士のキャラクターはいます?

 八犬士のみんなは、それぞれがハマっているなあと思っています。中でも犬飼現八のキャラクターにはすごく惹かれましたし、水上(恒司)くんの役へのアプローチがいいなと思いました。でも、意外と僕もあの月代(さかやき)(額から毛を剃り上げた髪型)、いけると思います!

最近、親孝行してる?

――信乃は「孝」の珠を持つ人物です。渡邊さんのなかにある「孝」の部分もぜひ教えてください。

 僕の中の「孝」ですか……。仕事をしっかりするという面ではちゃんと親孝行しているかもしれないですね。

 地元が宮城なので、ふつうは帰らないと姿を見せられないじゃないですか。でも僕の場合は、映像作品に出れば出るほど、家族は息子の近影を確認できることになるので、作品に出させていただくことが親孝行かなと。でも、生き方に関しては親不孝だなあと思います。

2024.10.24(木)
文=赤山恭子
撮影=深野未季
ヘアメイク=荒木美穂
スタイリスト=九(Yolken)