「美徳の勝利の間」は、天井から壁までがヴァザーリの手になるフレスコ画と装飾で埋め尽くされている。 著名な自画像の実物はここにある。 2階部分の屋上には、丹精されたイタリア式庭園が広がっている。 突き当たりの主祭壇にそびえるのは、13世紀生まれの画家、ピエトロ・ロレンツェッティの《聖母子と聖人たち》。 アーケードを備えた美しい後陣部は、ゆるやかに傾斜するグランデ広場に面する。 1552年に設置された時計が今も現役で稼働。 17世紀のアレッツォで活躍した画家、ベルナルディーノ・サンティーニの代表作が揃っている。 信徒友愛会はアレッツォ郊外に1,300ヘクタールの広さを誇る農園を有し、ワインやオリーブオイルの生産を行う。