3%が金、97%がシルクという糸で織り上げるメッシュは、完成までに膨大な時間を要する。ジェムストーンを刺繡で囲むアクセサリーは新技術のコンテストで入賞を果たした。 ピヨーロット・ブアルアンさん。20代後半、当時勤めていた医療機器メーカーの倒産を機に、王室の運営する手工芸学校に1年間通い、刺繡技術を習得。2023年7月26日(水)~30日(日)にバンコク国際貿易展示場で行われる「クラフツ・バンコク」に出品予定。 タイ伝統刺繡には、極細の針を用いる。 タイ女性の正装におけるトップスが「サバイ」。絹の布地に施された最高級の伝統刺繡。 下絵も自分で描いている。 壁掛け作品は、近づいてディテールを確かめると、その精緻さに圧倒される。