バンコクの夜は、いつだって祝祭感に溢れている。その象徴こそが、数あるナイトマーケットだ。そこでは、食事も買い物もどこかスペシャル。
熱帯の夜気に包まれながら、心浮き立つ体験を。是非訪れたい3つのマーケットを3回に渡りご紹介。
アートに囲まれた刺激的なマーケットへ
◆Changchui Creative Park(チャンチュイ・クリエイティブ・パーク)
![巨大な犬のオブジェが出迎えてくれる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/4/1280wm/img_e4675e2836de8aac379567d86d7269a9154534.jpg)
まずは、エントランスの前に待ち構える番犬(?)の威容に圧倒される。門をくぐれば、敷地の真ん中に浮かぶのは、本物の旅客機であるトライスター。周りを見渡すと、場内にはユニークなオブジェやウォールアートがいっぱいだ。
![しかし、この機体、一体どうやってここまで運んできたのかと考えると眠れなくなる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/1280wm/img_2e0bf8b1bb53747f54e785ef9ddeb8f1157102.jpg)
「チャンチュイ・クリエイティブ・パーク」は、その名の通り、創造性に満ちたナイトマーケットなのである。
![タイを代表するグラフィティアーティスト、アレックス・フェイス氏が手がけたウォールアートも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/1280wm/img_43559490bee4d4af93d6e19b9b903fba238513.jpg)
この施設をつくったのは、タイの人気ファッションブランド「フライナウ」のオーナーであるソムチャイ・ソンワタナー氏。若いアーティストたちに発表の場を与えることが目的だった。
複合的な意味を持つこの場所では、ショッピングや食事も楽しい。
![レッド・ウェアハウスには面白い商品が揃っている。「フライナウIII」のワンピース 3,300タイバーツ。プリントがサイケデリック。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_781b46e3bdbaf79c3633adc390bf7017317414.jpg)
フライナウのアイテムも扱うショップ「レッド・ウェアハウス」は、エッジの立った洋服や雑貨が充実している。
![その名も「タイヤキ」という店の鯛焼き(フォイトーン入り)40タイバーツ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/1280wm/img_07209942ac1de182b68e2fcbb0c361a090508.jpg)
気の利いた屋台も多い。何と、鯛焼きまである。タイの鶏卵素麺、フォイトーンが入った鯛焼きなどはなかなかレアなのでは?
クリエイティブな夜を満喫したい。
![鯛焼き屋の横のベンチには、なぜか“かまぼこ”と書いてあった。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/1280wm/img_f33816ca0b24c963ce155e7ab67fc2c3297904.jpg)
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Changchui Creative Park(チャンチュイ・クリエイティブ・パーク)
所在地 460/8 Sirindhorn Rd, Bang Phlat, Bangkok
電話番号 081 817 2888
営業時間 16:00~23:00
定休日 無休
https://www.changchuibangkok.com/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.09(金)
文=下井草 秀
撮影=佐藤 亘
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。