チェンマイは、リピーターの多い街だ。一度訪れると、魅力の虜になり、再訪を誓う。
それなら、ホテルも泊まり比べてみたいもの。ピン川の畔に佇む珠玉の3軒を3回に渡りご紹介。
地元のアルチザンたちとの緊密なコラボレーション
◆Raya Heritage(ラヤ・ヘリテージ)
![“クラームプールスイート” 12,200タイバーツ~(朝食付き)。この手前にはプライベートプールがある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/1280wm/img_213b50969e361302226155ad01581822138533.jpg)
チェンマイの旧市街から車で20分ほど北へ。緑に囲まれたピン川沿いに、隠れ家のようなホテルがひっそりと立つ。
![ロビー前の中庭には、マルゴサとフタバガキの2本の木が。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/e/1280wm/img_7e3251efbfd95b1a4e8b690a5822d5eb243447.jpg)
環境に配慮して建設しただけあり、ワイルドな自然が身近に感じられる。上流のピン川は、市内とは少し違って素朴。子どものころの夏休みにタイムスリップしたような郷愁を引き起こす。
![クラフトや洋服のセレクトショップ「ヒム・ゴン」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/1280wm/img_04e46c17b3773d89bb21fbfdc70546fe160346.jpg)
館内の随所に、地元タイ北部の職人たちが手がけた家具、工芸品、テキスタイルなどが配されている。
![スパ「アイ・ワーン」は、タイ北部式スチームサウナも備える。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/1280wm/img_3030951ff104b1646463d92030e9a2c690798.jpg)
その採り入れ方が実に巧み。今の視点でのキュレーションを経て選ばれたアイテムは、シンプルかつモダンなインテリアとも摩擦を起こすことなく、効果的なアクセントを与えているのだ。
ラーンナー文化とサステナビリティが、見事に融合している。
![ピン川に面した屋外プール。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/1280wm/img_d062156fc6da264899332c3406f8c9cc260233.jpg)
Raya Heritage(ラヤ・ヘリテージ)
所在地 157 Moo 6, Donkaew, Mae Rim, Chiang Mai
電話番号 053 111 670
客室数 38室
料金(1室) 8,700タイバーツ~(2名利用、朝食付き)
https://www.rayaheritage.com/en/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.03(土)
文=下井草 秀
撮影=佐藤 亘
コーディネート=長屋良典(T-Live)
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。