北海道で最初の「恋する灯台」こと、湯沸岬灯台。 「きりたっぷ岬」と書かれた木柱が目印の展望スポットからは、霧多布岬が一望できる。 太平洋に突き出している霧多布岬。馬の背のように細長くて両側が切り立った崖になっている。 運がよければラッコの姿を見ることができる。写真提供:浜中町 このラッコたちは、「恋する灯台」の下で恋に落ちた? 写真提供:浜中町 霧多布岬の南西側、琵琶瀬湾に突き出したアゼチの岬。映画『ハナミズキ』のロケ地となった風光明媚な岬だ。沖合の島々や、浜中町の海岸線を一望することができる。 「霧多布湿原センター」。建物の後ろに霧多布湿原が広がる。 敷地が高台になっているので、テラスからは霧多布湿原を見渡すことができる。 入り口前のタイルには生き物たちの足跡が埋め込まれている。手前がエゾシカで、奧はヒグマだ。 広々とした吹き抜け。取材時にはかわいいハロウィンの飾り付けが残っていた。 昆布の長さにびっくり。階段には昆布の名前と特徴が書かれている。 軽快な口調で湿原の説明をしてくださるのは、「霧多布湿原センター」の若手、小野明奈さん。 入り口横には土産物店があって、地元の女性たちが作った昆布製品などがずらりと並ぶ。 「コープはまなか」では、地元の牛乳や昆布製品、肉類の他、『ルパン三世』のキャラクターグッズも扱っている。 「浜中の美味しい牛乳たべてみない?」とのメッセージに、もちろん、いただきますとも!(笑) 霧多布湿原とカヌーについて説明してくださるのは、「LandEdge」のあしやんこと、芦田政雄さん。ガイドの皆さんは、それぞれ覚えやすいニックネームをもっている。 それぞれのカヌーにガイドさんが乗ってくれるが、1人で漕ぐこともできる。 まずは水路のような狭い水面を進んでいく。 特別天然記念物のタンチョウを眺めていたら、ひらりと飛び立った。その優美な姿に感動! エゾシカたちは興味深そうにこちらを見ている。 太陽が傾いてきた。鏡のような水面も赤く染まっていく。 沈みゆく夕陽を眺めながらのティータイム。パドルをテーブルにして、カップに注がれたのはほのかに甘いハーブティー。 日本にいることを忘れてしまうほどの絶景! 2階建ての「旅館くりもと」。明治19年創業の老舗旅館だ。 ロビーから2階へと続く階段の昇降機に、故モンキー・パンチ氏直筆のイラストとサインがある! 広々として気持ちのいい大浴場もある。 夕食には、浜中産の高級ウニをはじめ、氷頭(鮭の鼻先)のナマスや牡蠣の溜まり焼きなど、地元の海鮮料理がずらりと並ぶ。 名物の花咲ガニを目当てで行くなら、旬の7〜8月がオススメだ。 浜中産の高級養殖ウニ。2021年は赤潮の被害で漁獲量が激減した、貴重なウニだ。質のいい昆布を食べているので濃厚な旨みが口中に広がる。 和洋室には、ツインベッドの洋間と、のんびりくつろげる4畳の和室がある。