受賞後、日本のプレスから囲み取材を受ける是枝裕和監督。パルムドールのトロフィー(ショパール製)は非常に重いそうで、途中から置いて話していた。 是枝監督受賞の瞬間。当日、会場に呼ばれると、受賞は確定だが、何を受賞したかは知らされないため、かなりドキドキしたそう。 シアター・ルミエールでの授賞式にはプレスパスでは入れないので、私たちプレスはすぐ隣の第二会場シアター・ドビュッシーで生中継を見ていた。それじゃ、日本で中継見てるのと一緒じゃん、と言われそうだが、リアクションがすごいのだ。 マダムアヤコと同室のライターさんによると、是枝監督のパルム受賞に大興奮したその晩、マダムは寝言で「ヒデキ……」とつぶやいていたらしい。写真はマダムが高校生の頃、明星の企画に当たって、秀樹に会った時の記事。超カッコよくて、とっても気さくだった。「モーニング・サラダ」時代。 今年の審査委員長は、ケイト・ブランシェット。ファッションもカッコイイが、それだけでなく発言、行動も含め、ここ数年の委員長の中で、一番存在感があった。 監督のスパイク・リーを挟んで、主演のジョン・デヴィッド・ワシントン(デンゼルの息子)と相棒役のアダム・ドライバー。『ブラッククランズマン』のスペルはBLACKKKLANSMAN。KKK(クー・クラックス・クラン)が題名に織り込まれている。 『バーニング』の監督イ・チャンドン、主演のユ・アイン(『ベテラン』)と、アメドラ「ウォーキング・デッド」で人気のスティーヴン・ユァン。米国育ちのスティーヴンは、韓国語での演技はほぼ初めて。