日当たりのいいカフェで、美味しい紅茶を……
――アンドロイドとプレデターという種族を超えたバディが誕生したわけですが、早見さんにも今“相棒”はいらっしゃいますか?
はい、います。冬用のパジャマです。最近急に寒くなりましたが、エアコンをつけてしまうと、温風で喉を痛めてしまうことがあるので、エアコンに頼らず、「少し肌寒いな……」と思いながら寝ていました。
ですが、モコモコのパジャマを購入しまして、それがすごくあたたかくて気に入っています。家に帰ると真っ先にそれに着替えて、部屋でゴロゴロするのが至福の時間となっています。
今一番の“相棒”です。
――素敵な相棒ですね。大好きな相棒と一緒なら、寒さも気になりませんね。
それでも、落ち込むこともあります。私は学生時代に声優の仕事を始めたのですが、仕事を始めてすぐの頃は不安に襲われてばかりでしたし、うまくできなくて仕事の帰りに「一人反省会」をすることもよくありました。
ですが、だんだんと「落ち込むだけ落ち込んだら、あとはいかに回復するかに焦点を当てればいい」と思えるようになりまして。そこからは、とにかく一度徹底的に落ち込んで、そこから浮上してくるように考え方を変えました。
――どうやって落ち込みから浮上するのですか?
元気な時に、携帯のメモ帳に「自分がこれをやったら元気になれる」というものを書きだしておくんです。ここ4〜5年は、落ち込むことがあると、そのリストを見ながら、できることだけやっていく、というのを意識して実行するようにしています。
9月に、アーティストデビュー10周年の単独ライブを開催させていただいたのですが、それが終わるまでは、やりたいことを封印していました。今はライブも無事に終わりましたので、「後で読もう」と思って積読していた本を読んだり、観たかった映像作品を少しずつ観たりして、「やることリスト」を消化しています。そんな小さなことも、自分の回復要素のひとつになっています。
――それなら真似できそうです。早見さんのとっておきの回復方法はどんなことですか?
自分の気持ちが上がることなので、人それぞれ違うと思いますが、私が昔からよく実行しているのは、「オシャレなカフェで紅茶を飲む」ことです。私は、オシャレなカフェに行き、のんびり紅茶を飲む時間を持つことでメンタルがすごく回復するんです。ですから、少し気分が下がってきたな、と感じたら、日当たりのいいカフェで、美味しい紅茶を丁寧に味わう時間を持つようにしています。
――そうなんですね。お気に入りの紅茶があれば教えてください。
定番すぎるかもしれませんが、マリアージュフレールが好きでよく飲んでいます。
――名前を聞いただけで気分があがりそうです。落ち込んだ時用にストックしておきます! 今日はありがとうございました。
早見沙織(はやみ・さおり)
声優。5月29日生まれ、東京都出身。中学3年のときに声優デビューを果たす。主な出演作は『鬼滅の刃』(胡蝶しのぶ役)、『SPY×FAMILY』(ヨル・フォージャー役)、『ONE PIECE』(ヤマト役)等。2025年には、『雨と君と』主人公の藤役、『ブスに花束を。』主人公の田端花役などがあり、2026年1月からも『魔術師クノンは見えている』主人公のクノン役などで出演予定。
『プレデター:バッドランド』
2025年11月7日(金) 全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
原題:『Predator: Badlands』
監督:ダン・トラクテンバーグ
キャスト:エル・ファニング
